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背後の足音(上) 創元推理文庫

ヘニングマンケル【著】, 柳沢由実子【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2011/07/22
JAN 9784488209124

背後の足音(上)

¥1,320

商品レビュー

4.3

24件のお客様レビュー

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2022/05/11

7作目。夏至前夜、18世紀の装束を身に着けて自然保護区の人目につかない場所で秘密のパーティーを開いていた若者たちが何者かに額を撃ち抜かれる犯人目線のショッキングなプロローグ、儀式のようなパーティを開く若者と正体不明の処刑者のような犯人という組み合わせに今回もなんだかすごそうと読み...

7作目。夏至前夜、18世紀の装束を身に着けて自然保護区の人目につかない場所で秘密のパーティーを開いていた若者たちが何者かに額を撃ち抜かれる犯人目線のショッキングなプロローグ、儀式のようなパーティを開く若者と正体不明の処刑者のような犯人という組み合わせに今回もなんだかすごそうと読み進む。本編ではシリーズ1作目からヴァランダーとともに捜査にあたっていたイースタ署の刑事が連絡もなく会議に現れず不審に思ったヴァランダーが夜中に急に思い立って自宅へ赴くとライフルで正面から撃たれて遺体となった同僚を発見するというまさかの展開に驚かされました。事件が芝居がかっていて動機も不明で手がかりもないのに加え、同僚の突然の死に動揺しながらも知っているようでまったく知らなかった同僚の人となりや人生を洗い出さなければならないヴァランダーたち。殺された刑事は夏季休暇中に単独で若者の失踪事件の捜査をしていたことが判明します。そんななか犯人が地中に隠しておいた遺留品と遺体を掘り起こして元通りに並べ直すという猟奇的な行動に出て失踪ではなく殺人事件に巻き込まれていたことが明らかになり、単独捜査をしていた同僚と事件との関わりに動揺しながら、最悪は犯人だったのではという可能性も除外しないという苦しい捜査になります。友人ではないものの信頼関係を築いていた検事は休職してアフリカに行っており、代わりにやってきた若い規則重視の検事と対立があったり、体調が悪すぎて医者にかかると糖尿病と診断されたり、疲労困憊しながら難しい捜査にあたるヴァランダーはいつにもましてヨレヨレでした。シリーズ初期では有能だけれどいつも不機嫌で感じのわるかった鑑識のニーベリが良い味を出しています。上下巻とも分厚くて長かったですが一緒に捜査しているような気持ちで最後まで集中してドキドキしながらへとへとになって読了。いつもながらいろいろ考えさせられる作品でした。犯人の動機はやや分かりにくく、もうちょっと解説してもらいたい気持ちもありましたが、実際にはそんなにスッキリわかりやすい犯罪ばかりではないからこれがリアルなのかも、と思ったり。最後の怒涛の展開が特にすごかったです。

Posted by ブクログ

2021/12/10

この本に限らす、洋書は登場人物の名前がなかなか覚えられず、最初は苦労するのだが、今回は更に北欧ということで聞き慣れない名前がいっぱい…。 最初は「誰?」と登場人物のページに戻って確認してたけど、段々慣れていった。 バラバラのヒントが少しずつ、本当に少しずつ、繋がっていくのが面白く...

この本に限らす、洋書は登場人物の名前がなかなか覚えられず、最初は苦労するのだが、今回は更に北欧ということで聞き慣れない名前がいっぱい…。 最初は「誰?」と登場人物のページに戻って確認してたけど、段々慣れていった。 バラバラのヒントが少しずつ、本当に少しずつ、繋がっていくのが面白く、先が気になる。

Posted by ブクログ

2021/06/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

犯人側の描写でも意図が分からず怖い。ちょっと超人的過ぎるので少し減点。一人でできる犯行には思えない。

Posted by ブクログ

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