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原発はいらない 幻冬舎ルネッサンス新書

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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 幻冬舎ルネッサンス |
発売年月日 | 2011/07/19 |
JAN | 9784779060489 |
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原発はいらない
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商品レビュー
3.7
31件のお客様レビュー
原発事故から12年経った今でも本書の内容は正しいのだろうか? そんな疑問から、本書を手に取った。しかし、その評価は非常に難しい。 「原発がいかに危険なものか」を説く本としては、専門家の視点から正解な情報を提示してくれていると思う。その反面、「原発は本当に人間の手に負えないもの...
原発事故から12年経った今でも本書の内容は正しいのだろうか? そんな疑問から、本書を手に取った。しかし、その評価は非常に難しい。 「原発がいかに危険なものか」を説く本としては、専門家の視点から正解な情報を提示してくれていると思う。その反面、「原発は本当に人間の手に負えないものか」という視点がほしかった。 原発事故発生当時に書かれたものだけに、今ほど引いた視点には立てなかったのは、理解できる。ましてや出版社は幻冬舎だ。煽って売ることだけを得意とし、編集能力など1ミリもない出版社だ。(余談だが、本書は「伊勢原市で栽培されたお茶にセシウムが含まれる」というデマを著者に無断で編集者が書き足したことでも有名だ。 http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/genpatu/ishrkid.pdf ) 原発事故から12年経った今知りたいのは、「原発は本当に人間の手に負えないものか」ということだ。本書を読んでも、「技術的に無理かどうか」はわからない。ただ、制度、組織、経営面で無理かもしれないとは思った。経産省、御用学者、東電の構造的な癒着と隠蔽体質がある限り、こんなにも制御の難しく事故時の影響が甚大なものを任せられないと思った。 「想定外の事故」ということで経産省と東電が幕引きを図ったが、本書を読むと、危険物を扱うエンジニアリングの世界なら当然のリスクアセスに基づく幾つものフェイルセイフがなされていなかったことが事故の原因で、企業の不祥事として扱われて然るべき事案だとわかった。 これだけの不祥事を起こした会社なら、少なくとも原発事業を分離、売却すべきだったし、政府がそこまで介入すべきだった。しかし、政府側にも、推進側の経産省が監督官庁を兼ねていたがゆえにズブズブだったことも事故の主要因だったという弱みがあり、できなかった。事故後、原子力安全委員会が経産省から分離されたが、それだけで国民は安心できるだろうか。 「原発は本当に人間の手に負えないものか」 国民が原発を再開してもいいと思うには、この問いへの答えが必要だ。
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40年間一貫して原発の廃絶を主張してきたという著者。福島原発事故に関するラジオで話を聞いたのがきっかけで、手にとってみた。 「想定外」として事故の原因を隠し、事故の状況も正しく公開せず、それでも他の原発を稼働させ続けるのは、やはり冷静に考えると、あり得ない主張。 また、プルサー...
40年間一貫して原発の廃絶を主張してきたという著者。福島原発事故に関するラジオで話を聞いたのがきっかけで、手にとってみた。 「想定外」として事故の原因を隠し、事故の状況も正しく公開せず、それでも他の原発を稼働させ続けるのは、やはり冷静に考えると、あり得ない主張。 また、プルサーマルや核燃料サイクル計画につぎ込まれたお金と、延期ばかりで一向に完成しない状況、これを継続できることもあり得ない。 「子供たちを被曝から守ること」には、全面的に賛成。細胞の分裂が活発なため、子供は大人の4倍の放射能感受性を持っているとのこと。 原発推進派「破局的な事故は起きない。そんなことを想定すること自体がおかしい。破局的事故は想定不適当。」 「独占企業である電力会社は、原発を作れば作るほど、稼働すればするほど儲かる仕組みになっている。」とは?
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やっぱり、即ゼロか? 「原発はいらない」小出裕章 フクシマ原発事故から3年。政府産業界は再稼働の流れである。 新聞、TV、ネットの情報から考えて原発即刻ゼロがベストであるが、即刻ゼロは日本の経済力国力を弱体化させ国の国防安全保障も脅かして国が滅ぶ可能性もあるので理想論である。そ...
やっぱり、即ゼロか? 「原発はいらない」小出裕章 フクシマ原発事故から3年。政府産業界は再稼働の流れである。 新聞、TV、ネットの情報から考えて原発即刻ゼロがベストであるが、即刻ゼロは日本の経済力国力を弱体化させ国の国防安全保障も脅かして国が滅ぶ可能性もあるので理想論である。それが私の考えであったが、マスコミ情報以外にも少しは勉強しようと本著と「原発ホワイトアウト・若杉冽」を読んで「即刻ゼロ」へと考えが変わりつつある。 著者は原子力原発に夢を抱いて研究者になったがその危険性に気づき40年も前から原発廃絶を訴えてきた。しかし、フクシマ原発事故が起こってしまい自責と慚愧の念でこの本を書いたという。 著者の主張は 「原発を即ゼロにしても火力発電をフル稼働すれば、原発分は十分にまかなえる」 つまり、経済力も国力も弱体化しない。 「原発は化石燃料(石炭、石油)と比べて二酸化炭素の放出が少ないので地球温暖化への悪影響(地球温暖化は二酸化炭素放出だけが原因ではないし、温暖化が本当に悪いのかという論議もある)が少ないというのは真っ赤な嘘で、ウラン採掘から製錬、濃縮、加工、運転の過程で膨大な二酸化炭素を放出する。二酸化炭素を放出しないのは発電時だけである。化石燃料に比べても原発はエコなエネルギーではない。エコどころか、放射性物質という究極の毒物製造装置である。」 「建設から濃縮、加工、地区交付金、使用済み燃料の再処理などを含めた原発の実際のコストは火力・水力にくらべて高い。」 「風力、太陽光などの自然再生エネルギーにこだわりすぎると、原発は生き延びてしまう。 新エネルギーは今すぐ大きな電源にはなりそうもない。研究開発に長期的な時間がかかる。急激にやると環境に大きな悪影響を及ぼす可能性もある。自然再生エネルギーが実用化できるまでの間は、化石燃料を使った火力発電でやるのが一番である。自然再生エネルギーでなければダメだとこだわりすぎると、それが実現するまでは原発を認めるということになりかねない。原発の即刻廃絶のためには、火力発電をフル稼働させることに尽きる。」 「原発がゼロになってとしても今まで数十年の原発稼働で蓄積した核廃棄物は膨大であり、長期間にわたる原発停止作業と廃棄物処理に対応できる原発技術者の教育養成は国策として必要である。」 原発即刻ゼロの場合は、輸入する石油料金の増大、電気料金の高騰(家庭用で現在の20数円/kwから30〜40円/kwになるいう試算もあるが本当か?)による企業の海外流出国内空洞化などによる国家的経済損失が年間数兆円という試算もあり、原発の停止廃棄物処理の膨大な費用をどこから捻出するのかという話もある。 出来る限り早い時期に脱原発から即刻原発ゼロ!と考えが変わりつつあるが、もう少し再稼働推進の意見情報もチェックして考えることにする。 家族、友人などの私生活の範囲では感性、感情で判断しても致命的な破局に繫がることは防ぎようがあるが、軍事エネルギー国際政治などの領域は感性感情で判断するのは危険すぎる!きれいごとは言わず善悪でもなく、現実を直視するのみ!
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