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渇きの海 ハヤカワ文庫
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渇きの海 ハヤカワ文庫

アーサー・C.クラーク(著者), 深町真理子(著者)

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渇きの海 ハヤカワ文庫

641

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 1977/04/01
JAN 9784150102357

渇きの海

¥641

商品レビュー

4.3

3件のお客様レビュー

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2015/01/23

アポロ計画で月に行く前に書かれた名著。クラークの作品は、「2001年」あたりを数本ほど中学の頃に読んだものの、ボヤーッと拡散していく印象で、あとは短編くらいしか読んでいなかった。今考えるに、拡散する印象はおそらく、術語を使った宇宙船の中の描写についていけなかったことや、視点が広す...

アポロ計画で月に行く前に書かれた名著。クラークの作品は、「2001年」あたりを数本ほど中学の頃に読んだものの、ボヤーッと拡散していく印象で、あとは短編くらいしか読んでいなかった。今考えるに、拡散する印象はおそらく、術語を使った宇宙船の中の描写についていけなかったことや、視点が広すぎたところにあったのだろう。 本作は月の上の遊覧船の中の密室と、近くのステーション(途中から作業場)という、かなり狭い部分での描写が中心となるため、宇宙のような広い舞台が苦手な人達にも理解が追いつきやすいのではないかと思われるし、実際にわかりやすかった。 基本的に、事故にあってそこからいかにして脱出するかという、ある意味パニック小説なのだが、その中に、全く自然に織り込まれる博識には舌を巻くしか無い。古今東西の故事などを組み入れ、パニックに陥る乗客だけでなく、読者をも穏やかに説得するのである。 そう考えると、クラークの作品は理解にも語彙力を要するのかもしれない。だからこそ、年齢を重ねてきたから理解できるようになったとも言える。 密室パニック作品ではあるが、始終描写は穏やかで、その反面、スリリングな情景は伝わってくる。途中ダレることもなく、クライマックスを駆け抜けていく文章は、原作の良さも有るだろうが、早川版の訳の良さも手伝っていると感じられる。

Posted by ブクログ

2014/12/15

クラークの月世界を舞台にした救助ドラマ    表紙   6点角田 純男 展開   7点1961年著作 文章   8点 内容 690点 合計 711点

Posted by ブクログ

2004/11/30

人類が月へ行く前に描かれた月面。「ムーンダスト」の存在が否定されても、この作品のSFとしての価値は落ちないと思います。

Posted by ブクログ

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