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井伏鱒二自選全集(第1巻)
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井伏鱒二自選全集(第1巻)

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井伏鱒二自選全集(第1巻)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 1985/10/01
JAN 9784106446016

井伏鱒二自選全集(第1巻)

¥2,531

商品レビュー

3

3件のお客様レビュー

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2022/10/13

「休息時間」がどこに入っているのかわからないのでこちらに。 どんな時代も、学生監のような存在はいて、学生たちは反発したり煽ったり,必ずする。 それが自然な流れで面白さでもあると思った。

Posted by ブクログ

2022/08/27

太宰も安吾も「特異な名作家」と褒める道化井伏鱒二、初期作品ではまださほどその道化的本領を発揮している気がしない。 屋根の上のサワンはたぶん教科書で読んだと思うが、あまり覚えていなかった。 巻末「覚え書」に井伏鱒二自身の作品解説が数行ずつ掲載されている。山椒魚も屋根の上のサワンも習...

太宰も安吾も「特異な名作家」と褒める道化井伏鱒二、初期作品ではまださほどその道化的本領を発揮している気がしない。 屋根の上のサワンはたぶん教科書で読んだと思うが、あまり覚えていなかった。 巻末「覚え書」に井伏鱒二自身の作品解説が数行ずつ掲載されている。山椒魚も屋根の上のサワンも習作だったんだー。サワンとはインドの「月」の名称であると教わって、明るい感じだからそれにしたと。

Posted by ブクログ

2011/12/21

ここには今日登録したばかりだが、昨日下記のところに 「山椒魚」 について書いた。  → http://ameblo.jp/malikun01/entry-11112116129.html この 「自選全集」 に収められている 「山椒魚」 は、作者自身の手によって結末が削除された...

ここには今日登録したばかりだが、昨日下記のところに 「山椒魚」 について書いた。  → http://ameblo.jp/malikun01/entry-11112116129.html この 「自選全集」 に収められている 「山椒魚」 は、作者自身の手によって結末が削除された版である。 「夜ふけと梅の花」 と 「鯉」 も読んだ。前者は、自分が他人と化した幻想など、ちょっと面白い。 12/22 昨夜、さらに 「屋根の上のサワン」 「休憩時間」 「丹下氏邸」 と読んだ。「屋根の上のサワン」 は好ましい短編。ただ、その雁は、猫か鼬にやられたのではないかと思う。私も飼っていた小鳥をやられたことがある。「丹下氏邸」 は、NHKの注文で書いたものだそうだが、語り口がいい。 「丹下氏邸」 の舞台となったのが何地方なのかという考察を下記のところに書いた。  → http://ameblo.jp/malikun01/entry-11114355271.html 12/28 今は 「集金旅行」 を読んでいる。これは面白い。 12/29 「集金旅行」 読み終えた。最後の部分、「エッ?」 と思わせるしかけ。読者なのに、語り手と同じように感じてしまった。 「集金」 に回った土地は岩国、下関、福岡、尾道だ。これらの土地についてちょいとブログに書いた。  → http://ameblo.jp/malikun01/entry-11119936870.html 1/1 昨夜、収録されている最後の作品 「御神火」 を読んでいたが、最後まで至らずに眠ってしまった。これは三宅島の噴火を材題にしたものだ。「旧・笛吹川の跡地」 という作品が山梨県の笛吹川の大洪水を扱っていたものと軌を一つにするものと思えた。井伏鱒二のこういう作品が、後に 『黒い雨』 に行き着くのだな、と。 「へんろう宿」 など、てっきりドキュメントかと思ってしまった。「覚え書」 を見ると 「思いついた話」 とあるので、創作なのだろう。笛吹川にしろ三宅島にしろ、事実に基づいた話ではあるが、人物がまさにそういう人がいたのではないかと思わせられてしまう。しかし、「小説」 として書かれたものなのだろうな。井伏鱒二の独壇場の感がある。地元の人間が生身で出てきて、地元の言葉(方言) でしゃべる。他の作品にも地元の人間が方言でしゃべる場面は多いが、それが実に効果的である。

Posted by ブクログ

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