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仏果を得ず 双葉文庫
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仏果を得ず 双葉文庫

三浦しをん(著者)

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仏果を得ず 双葉文庫

770円

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 双葉社
発売年月日 2011/07/15
JAN 9784575514445

仏果を得ず

¥770

商品レビュー

4

401件のお客様レビュー

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2026/09/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

私は文楽を知らないし、これからも深く知ることはないと思う。 でも、読ませてしまう。 芸を極める覚悟、書くと簡単なんだけど、その迫力に引き込まれて一気に読んでしまった。 芸事なんだけど、ゾーンに入る感じとか文章の持つ迫力にやられた。 でも、やっぱり人間を書いているんだよね。健と言う人、その他の人もそう。いろいろあって、でも目指すもののために必死に生きる姿。 正直、ここまで読まされるとは思ってなかった。

Posted by ブクログ

2026/08/28

文楽ものは有吉佐和子のを読んだことがあるが、あれは正統派というかかなり重たい作品だった。しかしこの「仏果を得ず」は現代的な明るい作品でとても面白く読むことが出来た。丁々発止とかわされる会話の面白さ、銀大夫のやりたい放題に見えて弟子への愛があふれている言動など、現代の文楽がもしこの...

文楽ものは有吉佐和子のを読んだことがあるが、あれは正統派というかかなり重たい作品だった。しかしこの「仏果を得ず」は現代的な明るい作品でとても面白く読むことが出来た。丁々発止とかわされる会話の面白さ、銀大夫のやりたい放題に見えて弟子への愛があふれている言動など、現代の文楽がもしこの作品の通りの状況なら、いいなあと思う。とても温かい気持ちになる作品。作中の都々逸合戦もとてもいい。

Posted by ブクログ

2026/08/01

文楽のことをまったく知らずに読みました。 能だったか狂言だったかを小学校イベントで観に行ったとき、当時の自分はまだそれを楽しめる受け皿がなかったけど、大人になってこれを読んだいま文楽を観たらもう少し見え方も変わるかなと興味を惹かれた。 健が解釈に苦しみ抜いた末に活路を見出すとき...

文楽のことをまったく知らずに読みました。 能だったか狂言だったかを小学校イベントで観に行ったとき、当時の自分はまだそれを楽しめる受け皿がなかったけど、大人になってこれを読んだいま文楽を観たらもう少し見え方も変わるかなと興味を惹かれた。 健が解釈に苦しみ抜いた末に活路を見出すときのヒントは、常に劇中劇キャラクターの本質たる情念や人間臭さの真髄の部分に健本人が寄り添えたとき。 性欲とか卑怯とか不安とか優柔不断とか、いわゆる負の面ぽい恋愛のドロドロも、本当に文字通り芸の肥やしにして技芸に昇華していく人たち、えぐい。超面白いけどたぶん友達にはなれないタイプの変人たち揃いだと想像する。 先代のそのまた先代...から何百年も連綿と語り継がれる文楽でも、現代の人にも合い通ずる人の心の機微、情念に突き動かされて、人は人に感動してしまうものなんだなと。 そのためには観る側も受け皿が必要で、それは決して知識教養だけの類ではなく、感受性とか想像力とかそういうものかも。恋愛に限らず、忠義も堕落も悲哀も、人間臭い人間によってまっすぐに語られる技芸だからこそ、受け手にとって”石を投げられた”ように心に飛び込んでくるのだろう。 人生かけて芸事に打ち込んでいる人たちの、世間一般からはかけ離れた狂った世界だけど、だからこそ実は我々が世間一般で摩耗したときに観に行くことで正反対の刺激が得られるんじゃないかと思う。 今度観に行こう。

Posted by ブクログ

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