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人間と国家(上) ある政治学徒の回想 岩波新書
880円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2011/07/22 |
JAN | 9784004313168 |
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人間と国家(上)
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人間と国家(上)
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商品レビュー
3.7
9件のお客様レビュー
【由来】 ・ 【期待したもの】 ・ ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。 【要約】 ・ 【ノート】 ・ 【目次】
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東大リベラル派の系譜を丸山眞男から引き継ぐこの人の名前は大学紛争の前から良く知っていました。明治時代の両親の生まれ、そして米国での留学生活、南加大でともに学んだ両親の結婚、父の上海・東亜同文書院での教員生活の中国で見聞きしたこと。著者はそのような体験を経て、1944年に入学した一...
東大リベラル派の系譜を丸山眞男から引き継ぐこの人の名前は大学紛争の前から良く知っていました。明治時代の両親の生まれ、そして米国での留学生活、南加大でともに学んだ両親の結婚、父の上海・東亜同文書院での教員生活の中国で見聞きしたこと。著者はそのような体験を経て、1944年に入学した一高での民主的な気風に触れるのですね。両親の爽やかで筋の通ったクリスチャンとしての歩みに救いを得たように思います。
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坂本義和『人間と国家 ある政治学徒の回想』岩波新書、読了。戦後日本の進歩的知識人の一人で国際政治学をリードしてきた著者の、上下二巻にわたる自伝的回想。中国で生まれ戦中日本で教育を受けた氏は、国家とどう向き合うかが課題だった。その格闘の思想形成歩みが丁寧に叙述されている。★4 坂本氏の父は上海の東亜同文書院の教授。少年時代は様々な外国人に囲まれて暮らした。氏の名前も「義和団」に由来するという。中国民衆への愛着と軍部に対する嫌悪感を暮らしのなかで身につける。ここに氏の「国家権力の脱神話化」の原点が存在する。 高坂正堯氏との論争についての言及も。面談は実際にあったようで、東大近くの喫茶店で話し合いを3時間したそうな。高坂氏が空襲を経験していない点が、氏の上海での壮絶な戦争体験と対比的(負傷兵の死に行く光景)。両者の違いは戦争体験に由来する。 岩波書店のmoreinfo http://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/sin_kkn/kkn1107/sin_k599.html その人間がどういう経緯でなにがしかの思想を懐くのか。その経緯を学ぶことのできる素晴らしい自伝です。了。
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