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キリストのクローン/真実 創元推理文庫
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キリストのクローン/真実 創元推理文庫

ジェイムズボーセニュー【著】, 田辺千幸【訳】

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キリストのクローン/真実 創元推理文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2011/06/30
JAN 9784488552053

キリストのクローン/真実

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商品レビュー

3.5

2件のお客様レビュー

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2012/03/14
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※このレビューにはネタバレを含みます

サブタイトルの「真実」とは、旧約聖書の、神の、そして人類の歴史の“真実”を意味している(無論この物語世界において)。 終盤、クリストファーの言葉によって明かされるその“真実”だが……著者もアメリカ人なので一応はキリスト教徒(プロテスタントなのかその諸派?)ではあるのだろうが、フィクションとはいえよくもまぁここまで書けたと思う。 さぞ物議を醸したのでは。況してやイスラム教、特にユダヤ教徒の人間ならば噴飯ものの内容だし、本気で怒る人がいてもおかしくないような。 その一方で、“ヨハネの黙示録”(第8章7-12節)にある通りの大災厄―凄まじく無慈悲な破壊と十数億の死が描写されていく。一年前も、そして今年もテレビで繰り返し放映される巨大津波とその後の惨状の映像と、どうしてもオーバーラップしてしまい、正直軽い眩暈や嘔吐感すら覚えたほどだった。  かたやフィクション、かたや現実の大災害なのであって、それを重ねてしまうことは不謹慎なのだろうが、だからこそ本書の内容は生々しく、ひたすら怖い。 詳細はこちらに。 http://rene-tennis.blog.so-net.ne.jp/2012-03-13

Posted by ブクログ

2011/11/06

三部作第二部なんだが、今度はやたら面白い。連作になっているから続きで読まないといけないが、第一部のテロを軸とした災害小説から、スケールがはるかに大きくなっている。  キリスト・クローンの主人公が自らの正体とその使命に気づき、愛する人類に対して「敵」との戦いを告げる後半と、「敵」...

三部作第二部なんだが、今度はやたら面白い。連作になっているから続きで読まないといけないが、第一部のテロを軸とした災害小説から、スケールがはるかに大きくなっている。  キリスト・クローンの主人公が自らの正体とその使命に気づき、愛する人類に対して「敵」との戦いを告げる後半と、「敵」による未曾有の三連続災害(小惑星衝突・イナゴ襲来・狂気ウィルス)をフルスペックで描く前半にわけられるのだが、特にオープニングの小惑星衝突は迫力満点だ。食傷気味のテロではなかったから、私の乗りが良く、それが結果的に本作品の高評価につながったのかもしれない。  「敵」が神であり、人類の守護者が「神の子(イエス)」であるとの設定に加え、その神も40億年前の異星人であるという設定は、大いにSF的であり楽しめる。精神的存在というわけがわからん設定には閉口するものの、ここは我慢して読み切ろう。まだ出てないらしい最終部がとても楽しみだ。

Posted by ブクログ

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