親友以上 SHYノベルス

野坂花流【著】

• 販売会社／発売会社: 大洋図書
• 発売年月日: 2011/06/30
• JAN: 9784813012368

商品レビュー

2013/08/21

リクとリサがもう少し絡んできてもよかったかなと思った。右京視点の「帰る場所」はよかった。あとはどうでもいいところだけど、圭介の寝癖を直そうとしてる井坂さんに萌えた…ｗ部下の寝癖を直そうとする上司…(´∀｀*)

2013/08/21

表紙買い！あらすじもいい感じだったんだけれど、なんとも色々勿体無いな～って思ったんだけれど、デビュー作だったんですね。 いい感じの脇キャラがとっても勿体無い使い方でしたね、もっと絡ませて欲しいかったですね。 再会ものなんですが、あの右京側の当馬？というかアシスタントはちょっとウザかったですね。 二人の関係は、割とほのぼのっていうか攻はもう受の事が今でも好きなのねってのが分かるし、 楽しく読めました。

2013/05/19

【観点別評価】文体☆3、オリジナリティ☆2、作品としての質☆3、個人的嗜好☆2

【総合評価】王道設定なのは良いがディテールに光るものがなく凡庸。何で勝負したいのか何処が見せ場なのか伝わってこない。☆2。

　同じような設定の似たような作品を既に読んだことがある……というのは一定量の小説を読んでいれば当然起こりうること。ただ、そういう王道設定の場合、構成や文体、心理描写といったものでオリジナリティを出す必要がある。しかしこの作品からはそういったものは伝わってこなかった。デビュー作らしいが、2011年の作品で、何のひねりもなくこの設定にこのストーリーを持ってこられても、正直読むのがしんどい。

　内容的には、フォトグラファー×銀行員の再会もの。受が自身の恋心に気づくタイミングが早かったため（びっくりしたよ！）、早々に中だるみ。展開もどうなのこれ？という感じ。いかにもフォトグラファーという設定を「持ってきただけ」というのも読んでいて引っかかる（お仕事BLじゃないんだからいいじゃない、と言われればそれまでだが、あまりにもぺらぺら）。嫌味なアシスタントにはそれなりの存在感があったが、婚約者騒動があまりにも呆気なく片づき、最早ご都合主義というよりテンプレに収めとけば安全でしょ感すら漂っている。

　デビュー作なんだからもう少し冒険しても（あるいはさせてもらっても）よかったんじゃないかなぁ……と思わずにはいられませんでした。残念。