商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2011/06/28 |
JAN | 9784101371726 |
- 書籍
- 文庫
グ、ア、ム
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グ、ア、ム
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商品レビュー
3.2
40件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2011年に購入していた積読本。苦笑 数年前に7ルールというTV番組で著者を拝見し、 こんな方なのか!と驚いた記憶です。 帯は、 ------------------------- この人たちに自分のペースを乱されたくない。 この、自己顕示欲の塊たちに。 母・姉・妹の女三人海外旅行 イタくて笑えるゼロ年代の家族小説 ------------------------- 北陸育ちの姉妹。 姉は上京するが、就職できずワーキングプア。 妹は姉を反面教師として、高卒で地元の信用金庫に就職。 姉妹の間をとり持つように、折衷案を提示し続ける母。 女たちにケツの毛まで毟り取られた父。笑 姉妹の微妙な関係や距離感と、 両親の二人への愛情(?)と。 父と飼っているウサギはお留守番で、 姉妹と母でグアム旅行に行く話。 いるかも、あるかも、こういう家族。 私だって兄とべたべた仲良い訳ではないし、 思春期の頃なんて本当に仲が悪かったし。 姉妹で仲良い友達を見てうらやましかったり。 どちらも可愛い子どもという、 両親の気持ちも この年になってわかるようになった気がします。 以前、7ルールに編集者の助宗さんが出ていて、 家族というのはチームプレーで、 家族というチームをみんなでうまく回していくための 役割でしかない、みたいなことを言っていて。 だから誰が稼いでも、誰が家事をやっても、 それは家族としてバランスをとって 機能していくための役割だと。 この本を読んでいて、 なんとなくそれを思い出しました。 グアムで珍道している間に、 父は父で戦いを繰り広げていた…みたいな最後は特に。笑 完全に余談ですが、 どうして今…みたいなタイミングで生理になっちゃう気持ちも痛いほどわかりました。笑 短くてすぐ読み切れます。 今いくらなのかわからないけれど、362円(税別)と書かれた値段に「安っ!」と思った私です。時代ですね。苦笑
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東京で垢すりマッサージのアルバイトをしている長女と、大阪で堅実に信用金庫に就職した次女、そして2人の母親が、今にも爆発するのではないかという一触即発の関係を抱え込んだまま、台風のさなかグアム旅行に出かけるという話です。 1970年代に、著者と同じく劇作家の山田太一が『岸辺のアル...
東京で垢すりマッサージのアルバイトをしている長女と、大阪で堅実に信用金庫に就職した次女、そして2人の母親が、今にも爆発するのではないかという一触即発の関係を抱え込んだまま、台風のさなかグアム旅行に出かけるという話です。 1970年代に、著者と同じく劇作家の山田太一が『岸辺のアルバム』で当時の家族の問題を鋭く衝き、大きなインパクトを与えましたが、本作にも現代の家族の問題を描きつつ、コミカルな方向へ突き抜けるような衝迫力を感じました。 前作『生きているだけで、愛』もシニカルなホーム・ドラマで、やや印象が重なるところはありますが、おもしろく読めました。
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我が儘な姉、しっかり者の妹、日和見的な母の3人がグアムに旅立つことになる。 心がばらばらでスタート。 途中で、心のうっぷんが湧きだし、もめる。 いい方向にまとまらず、3人が抱え持つ問題も解決せず、不運続きなだけの旅行が終わる。 人気の作者さんらしいけど、我が儘で無計画なだけの姉...
我が儘な姉、しっかり者の妹、日和見的な母の3人がグアムに旅立つことになる。 心がばらばらでスタート。 途中で、心のうっぷんが湧きだし、もめる。 いい方向にまとまらず、3人が抱え持つ問題も解決せず、不運続きなだけの旅行が終わる。 人気の作者さんらしいけど、我が儘で無計画なだけの姉が鼻につくだけで、中身がなかった。。。
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