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エリュトゥラー海案内記 中公文庫
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エリュトゥラー海案内記 中公文庫

村川堅太郎【訳注】

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エリュトゥラー海案内記 中公文庫

712

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2011/06/01
JAN 9784122055049

エリュトゥラー海案内記

¥712

商品レビュー

3

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2025/04/04

図書館で借りた。 古代の海を跨ぐ貿易模様を描いた貴重な文献であり、世界史を学ぶと必ず登場する本がこの『エリュトゥラー海案内記』だ。作者の詳細は不明だが、1世紀頃のギリシア商人だとされている。 「エリュトゥラー海」とは、元々の語義的にはアラビア半島とアフリカの間の細長い海「紅海、t...

図書館で借りた。 古代の海を跨ぐ貿易模様を描いた貴重な文献であり、世界史を学ぶと必ず登場する本がこの『エリュトゥラー海案内記』だ。作者の詳細は不明だが、1世紀頃のギリシア商人だとされている。 「エリュトゥラー海」とは、元々の語義的にはアラビア半島とアフリカの間の細長い海「紅海、the Red Sea」を指すらしいが、この場合は、もっと広くペルシャ湾、インド洋を含めた意味で使われている。 さて、肝心の内容だが…、あまりに有名だったこともあり、私の読む前の期待値が高すぎた。なんとなく海を跨いだ大冒険記を想像してしまっていた。そんな世界を想像して開いたところ、「○○という島があって、そこからは~が輸出されて」の繰り返される記録だ。まぁ面白い話ではないわな。 とりあえずこれも、「そういう世界があるんだね」で、借りて読んだ自分を褒めて返却と。

Posted by ブクログ

2013/05/01

 たまたまエリトリアのニュースを読んだがこの国・地方について全く知らなかったのでググったところ、  "国名は、ラテン語で「紅海」を意味する『Mare Erythraeum』に由来している" という記述に興味を持ち、恐らく関連項目としてこの本の名前を知ったのだっ...

 たまたまエリトリアのニュースを読んだがこの国・地方について全く知らなかったのでググったところ、  "国名は、ラテン語で「紅海」を意味する『Mare Erythraeum』に由来している" という記述に興味を持ち、恐らく関連項目としてこの本の名前を知ったのだったと思う。  "「エリュトゥラー」(ερυθρα) とはギリシア語で「赤」の意味。すなわち、「エリュトゥラー海」とは紅海のことを指す。ただし、古代においては、紅海、アラビア海、ベンガル湾、インド洋を含めた海のことを広く指していた"  とりあえずこの部分を読んで、縁があれば買ってもいいかな、と思った。色の名前は楽しい。で、Amazonで探したところ、三ヶ月前に文庫が出たばかりだということが分かった。これは完全に縁があるはずなので買おうと決めた。  そのときAmazonのレビューを見ていたら、「高校で世界史を学べば、一度は必ずこの『エリュトゥラー海案内記』という文献の名を耳にすると思います」とあったけど、世界史履修したのに初耳だったのですいませんという気持ち。  内容はたぶん小学生には厳しい。漢文っぽい文章をぜんぜん読み慣れていないだろうという意味で。  個人的に、「このころ新登場して流行の武器であった象が……」みたいな文章でややエキサイト。流行。  結局、最初のあたりでもうかなり楽しくなっちゃって、ぶっちゃけ最後までちゃんと読んではいないんだけど、自分の本棚に所蔵してることがかなり嬉しいなーって感じる本。

Posted by ブクログ