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無花果の森
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無花果の森

小池真理子【著】

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無花果の森

1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 日本経済新聞出版社
発売年月日 2011/06/03
JAN 9784532171056

無花果の森

¥1,980

商品レビュー

3.5

39件のお客様レビュー

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2023/08/02

逃げた先で出合った2人、静かに発展していく関係。いつ見つかってしまうのか!?と思いながら読んでたけど、いい意味で期待裏切ってもらった。舞台が身近な岐阜大垣だったので、情景も浮かんで楽しめた。

Posted by ブクログ

2018/07/07

湿度の高いDV話だったらどうしようと思ったが 裏切ってくれてよかった 死んだまま生きるだけの人生に 突如、生きる希望が生まれることはある そのことが文字となって目に飛び込んできたとき 自分だけではないのだと思ってしまった その生きる希望に満ちた時間が いつまで続くのかを考えは...

湿度の高いDV話だったらどうしようと思ったが 裏切ってくれてよかった 死んだまま生きるだけの人生に 突如、生きる希望が生まれることはある そのことが文字となって目に飛び込んできたとき 自分だけではないのだと思ってしまった その生きる希望に満ちた時間が いつまで続くのかを考えはじめてしまったら 途端に希望は絶望にかわってしまう いつもとなりに絶望がある 息をひそめて でも絶望のままではなかった 読み進めるうち 「あぁ、そうなるのかな」と想像しながらも ラストに安堵した自分がいた ただ ふたりがそれぞれ自分を偽って 生きるために用意された部屋がどちらも すえた臭いが漂っていて読んでてつらかった そこだけは・・・その部屋ではわたしは無理だな・・・

Posted by ブクログ

2015/10/08

一気に読める展開、躍動感がすごい! 約500ページある長編だが、2~3日で読み終えた。 登場人物はクセのあるひとたちだけれど、シンプルで分かりやすい。 終盤に差し掛かるまでの心理描写と風景描写が緻密だったことに比べ、最終章をさらっと進めたところが、明るい未来を予想させる終わり方に...

一気に読める展開、躍動感がすごい! 約500ページある長編だが、2~3日で読み終えた。 登場人物はクセのあるひとたちだけれど、シンプルで分かりやすい。 終盤に差し掛かるまでの心理描写と風景描写が緻密だったことに比べ、最終章をさらっと進めたところが、明るい未来を予想させる終わり方になり良かったと思う。 名わき役の画家・八重子の人生がどんなだったかも気になるところ。 主人公の泉は、映画監督の妻だが、DVを受けていた。それを知ったライターの塚本は、泉に取材を試みるが、断られる。 泉はDVから逃れるべく、夫から逃亡。辿りついた岐阜大崖で、偽名を使い、偏屈な女画家・八重子の元で住み込み家政婦をしながらひっそりと暮らし始める。 八重子の友人でオカマのサクラとの出会い、そこで働くアルバイトとの出会い、誰にも知られず潜伏生活を送るはずだった泉の生活は、濡れ衣を着せられた指名手配犯と出会うことから変わり始める。

Posted by ブクログ

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