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荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 集英社新書
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荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 集英社新書

荒木飛呂彦【著】

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荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 集英社新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2011/06/17
JAN 9784087205954

荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論

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商品レビュー

3.8

172件のお客様レビュー

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2025/11/07

著者の視点でホラー映画を語るエッセイ。ジョジョのあのシーンやあのキャラクターのネタ元に繋がる話が多く、荒木ファンからして楽しめる一冊。普段ホラー映画は避けていたけど、ナインスゲートと岸辺露伴の関連性、そして古書が題材とのことで早速今晩見てみることにした。

Posted by ブクログ

2024/12/04

ホラー映画は実は苦手で、ここに出てきた映画はほとんど見たことがなかったんだけれど、ホラー映画がなぜ面白いのか?という観点から、荒木先生のホラー映画に対する美学を論じていて、非常に面白かった。 怖いのだけれどなぜか観てしまう。それはなぜだろう? と言うようなエッセンスを汲み取ってジ...

ホラー映画は実は苦手で、ここに出てきた映画はほとんど見たことがなかったんだけれど、ホラー映画がなぜ面白いのか?という観点から、荒木先生のホラー映画に対する美学を論じていて、非常に面白かった。 怖いのだけれどなぜか観てしまう。それはなぜだろう? と言うようなエッセンスを汲み取ってジョジョはできているのか…と考えさせられた。 あとがきの一節が印象に残っている。 “”芸術作品は「美しさ」や「正しさ」だけを表現するのではなく、人間の「酷さ」だとか「ゲスさ」とか、そういった暗黒面も描き切れていないと、すぐれた作品とは絶対に言えません。 恐怖映画は一見すると、暗くて不幸そうで、下品で、そのうえ変な音楽まで流れていてレベルが低そうであり、異様な雰囲気さえ持っています。しかしすぐれた恐怖映画は、きちんと観てみると精神の暗部をテーマにしていて挑戦的な映画とも言え、どの場面もカット編集や変更ができないほど脚本や演出も完璧なまでに計算構築されています。そして本当にすぐれた作品は何よりもーーこれが大事な要素なのですけれどもーー「癒される」のです。”” 今まで踏み込んでこなかったホラー映画作品を、これからは「怖い」だけではなく「なぜ怖いと思ってしまうのか?」という観点で、食わず嫌いせずに観れるものから観てみようかなと思った。 にしても、さすが荒木先生文章がうますぎる…

Posted by ブクログ

2024/11/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 荒木先生による、ホラー映画から受けた影響と、なぜホラー映画には「癒し」の要素があるのかという解説、分析を堪能できる一冊。  僕がホラー映画史上で一番好きと言っても過言ではない、『28日後…』を「栄光の一作」とベタ褒めしていたり、「極限状況にあっても店内は物質的に充足しているという状態は、僕にとってもう癒しとしか思えない」など、とてつもない共感を得ることが出来たので、読んでいてものすごく楽しかったです。  ただ、僕が発狂するほど好きな『ぼくのエリ 200歳の少女』は、タイトルは挙げたものの「解説は100作まで」というルールによって封じられてしまったので、そこだけ引っかかってしまいました。  ホラー映画好きに限らず、逆にホラー映画が苦手な方にこそ読んで欲しい本です。

Posted by ブクログ