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中学生・高校生のための劇作り9か条 みんなの力で創作劇を!
1,320円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 晩成書房 |
発売年月日 | 2006/02/01 |
JAN | 9784893803269 |
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中学生・高校生のための劇作り9か条 みんなの力で創作劇を!
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商品レビュー
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主に中学校での著者とその教え子との演劇づくりの経験を例にしながら、中高生が創作劇を作るコツを教えてくれる本。無理なく9か条にまとまっていて、これから子ども演劇をつくろうという人には、とても分かりやすい入門書で面白かった。 いい脚本は、探すより自分たちで作った方が早いし価値があると...
主に中学校での著者とその教え子との演劇づくりの経験を例にしながら、中高生が創作劇を作るコツを教えてくれる本。無理なく9か条にまとまっていて、これから子ども演劇をつくろうという人には、とても分かりやすい入門書で面白かった。 いい脚本は、探すより自分たちで作った方が早いし価値があるという考え方が好きだった。「独自性の追求が普遍化への道」だとp71で言っているが、全編通して、自分たちが表現したいことは何か、それを表現できているのか、ということを中心に、自分たち自身の作品に向き合い続けることを大切にしている。どうしても、形を整えることが優先してしまって、一度形が出来上がってしまうと、その中身が空っぽであることに気が付かないということは、よくあることのように思う。 形は整っているけれど中身がない。つまり、自分たちの中に、伝えたいことのない作品にならないためにはどうしたらよいのか。そして、自分たちの伝えたいことをしっかりと伝える作品にすればどうすればいいのか。この点について、きちんと技術的なコツを教えてくれていて、且つそれが簡潔にまとまっているところが、この本の使いやすさだと思う。 訴えたいことをきちんと言葉にする。人間関係を図に表す。デアル・スル・ナルで劇をつくる。セリフは声に出しながらつくる。劇作に慣れている人にとっては当たり前なのかもしれないけれど、シンプルでわかりやすい指針になって扱いやすい。 最後に、この本では、一つ一つのことをみんなで話しながらつくっていくことをつどつどさりげなく強調している。一人でなく話し合うことで、全員が一つの劇を共有できるようになっていく。そうした、教育現場で劇づくりをすることの意味がさりげなく大切にされているのが、読んでいて気持ちのいい本だった。
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