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ハイパーインフレの悪夢 ドイツ「国家破綻の歴史」は警告する
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ハイパーインフレの悪夢 ドイツ「国家破綻の歴史」は警告する

アダムファーガソン(著者), 黒輪篤嗣(訳者), 桐谷知未(訳者), 池上彰

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ハイパーインフレの悪夢 ドイツ「国家破綻の歴史」は警告する

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2011/05/27
JAN 9784105062712

ハイパーインフレの悪夢

¥3,520

商品レビュー

3.6

17件のお客様レビュー

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2025/12/07

本書では、ドイツが経験したハイパーインフレの歴史が丁寧に描かれており、通貨価値が崩壊するという現象の恐ろしさを、まるで目の前で起きているかのように感じながら読み進めた。特に「貨幣とは何か」「紙幣の価値は人々の共同幻想に基づく」という指摘は、自分に強い印象を残した。 私たちが当た...

本書では、ドイツが経験したハイパーインフレの歴史が丁寧に描かれており、通貨価値が崩壊するという現象の恐ろしさを、まるで目の前で起きているかのように感じながら読み進めた。特に「貨幣とは何か」「紙幣の価値は人々の共同幻想に基づく」という指摘は、自分に強い印象を残した。 私たちが当たり前のように使っているお金も、社会全体の信頼が揺らげば、あっという間にその価値を失う。貨幣の信用が成立するには、一定以上の信頼が欠かせないという事実を改めて思い知らされた。 現在の日本や世界情勢は目まぐるしく変化しており、将来を正確に予測することは極めて難しい。しかし、本書を通じて「不確実な時代をどう生きるのか」を考えるきっかけを得られたように思う。自分自身も、経済や社会の動きを主体的に学び続ける姿勢が必要だと感じた。 本書は、今後の時代を生きていくための視点を与えてくれる大変示唆に富んだ一冊であり、折に触れて読み返す価値があると強く思った。

Posted by ブクログ

2025/11/22

新政権による財政支出の方針が固まり、10年、20年、30年の国債金利がヒストリカルなターニングポイントを超える水準まで上昇し始めたことは、日本のデフレがついに収束し、インフレの扉が開いたことを意味する。 現在の日本の財務官僚や政治家たちは、ドイツのハイパーインフレの推移を知り尽...

新政権による財政支出の方針が固まり、10年、20年、30年の国債金利がヒストリカルなターニングポイントを超える水準まで上昇し始めたことは、日本のデフレがついに収束し、インフレの扉が開いたことを意味する。 現在の日本の財務官僚や政治家たちは、ドイツのハイパーインフレの推移を知り尽くしているはずだろうし、自国通貨の価値を保全することの重要性は承知しているはず。一方で、インフレは巨額の債務価値を一気に減少させることも事実であり、「コントロールした形のインフレ」は望んでいるのかもしれない。 今後の日本の数十年間という時間軸では、デフレに戻る可能性よりも、インフレが恒常化する可能性のほうが高く思える。さらには、地震や噴火による天変地異が発生すると物資不足となり、短期的・局所的なハイパーインフレを起こす可能性は否定しえない。(コロナ初期のマスクのように) この本は、第一次大戦が勃発した1914年から1925年にインフレが沈静化するまでの約10年間に、社会規範が完全に壊れ、さらにはファシズムの台頭へと繋がっていくまでの観察記録。約100年前、我々の3~4世代前の異国の話なのだが、既視感ある記述が多い。 インフレ初期においては、人々はインフレを通貨の価値の下落ではなく、物価の高騰と考えていた、という記述はまさに現在の日本円の置かれている状況と同じ。他にも様々な類似点あり。背筋がゾワっとなる。 この本は定期的に読み返す必要あり。

Posted by ブクログ

2025/11/20

インフレが忍び寄っているのでは。 どう備えるべきなのか。 そういう問題意識を持って読んでみたが… 複数の貨幣、複数の貨幣間の交換レート、歴史、地域…簡単にはついていけない。 書き手の整理が不十分、なのかどうかもわからない。 自分の知識・能力不足で理解があまり出来なかった。 ...

インフレが忍び寄っているのでは。 どう備えるべきなのか。 そういう問題意識を持って読んでみたが… 複数の貨幣、複数の貨幣間の交換レート、歴史、地域…簡単にはついていけない。 書き手の整理が不十分、なのかどうかもわからない。 自分の知識・能力不足で理解があまり出来なかった。 ように思う。残念。

Posted by ブクログ