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不謹慎を笑え ドン・キホーテのピアス15
1,650円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 扶桑社 |
発売年月日 | 2011/05/21 |
JAN | 9784594063979 |
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不謹慎を笑え
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不謹慎を笑え
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商品レビュー
4.3
5件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
週刊SPA連載のエッセイ。日本における学生運動のレベルの低さからフェミニズムやウーマンリブが生まれたくだりは面白かった。学生闘争で大学に立てこもって機動隊と衝突している、それら進歩的とされる極左学生達の間でも、闘争同志女子学生の仕事は男子全員の炊事や掃除と性処理であった。つまり抑圧されていた女性観がそのまま持ち込まれていたのだ。このことに絶望した先鋭女性がウーマンリブをもたらしたそうだ。まぁ左翼当事者にとっては耳の痛い話ではある。
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1985年、わたしは19歳で一人暮らしで貧乏で書店のアルバイトをしていた。たぶんこの時期だと思うのだけれど、オールナイトにっぽんの二部だかなんだかで鴻上尚史と出会ったのだった。電話もテレビもない6畳と小ちゃいキッチンとトイレとお風呂の家賃2万6千円のアパートで、仕事を終えて帰って...
1985年、わたしは19歳で一人暮らしで貧乏で書店のアルバイトをしていた。たぶんこの時期だと思うのだけれど、オールナイトにっぽんの二部だかなんだかで鴻上尚史と出会ったのだった。電話もテレビもない6畳と小ちゃいキッチンとトイレとお風呂の家賃2万6千円のアパートで、仕事を終えて帰ってくると、ラジカセだけが唯一のメディアだったのだ。ともだちから借りた尾崎豊のカセットテープをくりかえし一人で聞くのも、もう聞くカセットも尽きて夜明けの落語放送を聞いてるのも、なにもかもが19歳女子としてはイケテない(当時はそんな言葉すらなかったけれど)ように思えて、情けなかった。独立した事は嬉しいんだけど、そのひとりぼっちを上手に受け入れる事ができなくてカッコ悪かった。カッコ良くなるためには、どうしたらいいんだろうか、と思い悩んでいたときに、ラジオで知った鴻上尚史という名前を週刊誌などで見つけ、読み始めた。そしたら、そこには「ひとりぼっちで寂しくても大丈夫」と書いてあったのだった。人間は基本ひとりぼっちでたいてい寂しいのだと。19年間、ずーっと違和感と共に生きてきた自分が「それはアンタだけの事じゃないんだよ」と、優しく肩を叩いてもらった瞬間だった。それから25年。やっぱり鴻上尚史さんが好きだ。そして中川いさみさんの素晴らしさはどうだ。
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世間で騒ぐほどではない事と騒ぐべき事の感覚が納得できた。この人の文章は初めて読んだが今後もフォローしておきたい。
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