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無趣味のすすめ 拡大決定版 幻冬舎文庫
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無趣味のすすめ 拡大決定版 幻冬舎文庫

村上龍【著】

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無趣味のすすめ 拡大決定版 幻冬舎文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 幻冬舎
発売年月日 2011/04/11
JAN 9784344416628

無趣味のすすめ 拡大決定版

¥502

商品レビュー

3.5

56件のお客様レビュー

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2024/09/26

雇用、国際、政治、あらゆる社会問題について あらゆる角度から語られたエッセイ集。 読む前イメージしていた内容とかなりギャップがあったが、私のような甘ったれ社会人としては大変痛いところを突かれる思いであり、重く受け止めながら読んだ。 あと興味深かったのは、「成熟したくない」「洗練...

雇用、国際、政治、あらゆる社会問題について あらゆる角度から語られたエッセイ集。 読む前イメージしていた内容とかなりギャップがあったが、私のような甘ったれ社会人としては大変痛いところを突かれる思いであり、重く受け止めながら読んだ。 あと興味深かったのは、「成熟したくない」「洗練されたくない」という著者自身の思いについて。 以前わたしの好きな作家も、成熟に興味がない、と話しており、その時は単純に凄いなあ…程度にしか受け取れていなかった。 しかし、『無趣味のすすめ』の中で、 「曖昧な共通理解に依存した小説は限りなく堕落する。」 という一文を読んだ時彼らの言葉の意図が少し開けた気がした。

Posted by ブクログ

2024/02/17

 政治、経済などの社会問題に、著者が物申すエッセイ集。個人的に共感したものをあげると、作品としての「最高傑作」の考えである。天才の定義として、著者は作品群を残すことが重要で、しかも、その作品群が体系的、重層的であることが必要条件だという。そのため、同じようなテイストやモチーフを作...

 政治、経済などの社会問題に、著者が物申すエッセイ集。個人的に共感したものをあげると、作品としての「最高傑作」の考えである。天才の定義として、著者は作品群を残すことが重要で、しかも、その作品群が体系的、重層的であることが必要条件だという。そのため、同じようなテイストやモチーフを作り続けるのは、単に焼き直しだと批判する。また、表現者側としては、これが最高傑作だと自負する必要はなく、より良い作品群を作り続けることがはるかに大事だという。最高傑作は批評家やメディア側が勝手に言えばいいと考える。(本書で言及してるが、小説家である著者は、文章は常に正確さと簡潔性を意識しており、読者が内容を理解できるように配慮してる。そうしないと、意図が伝わらない。)  また、国民の政治および政治家に対する向き合い方にも共感できる。たとえ政権が交代したとしても、国民は、政権政党が掲げたマニュフェストを、適切に実行してるかを監視し、評価し、批判する。それが大事だという。これと関連して、ダメな指導者に共通するのが、演説や会見等で、主語と述語は明確にせず、やたら修飾語でごまかす(命がけで、しっかりと、きちんと、粛々と、など)らしい。

Posted by ブクログ

2023/10/29

小説家のエッセイを読むのはほぼ初に近かった。 だからなのかまず初めに驚いたのは自分の考えの言語化能力の高さだ。 そして、それこそが本来の言葉の使い方だな。と思った。 原因が分からないトラブルが1番怖い。対処法が分からない。というのは納得出来た。

Posted by ブクログ

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