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三くだり半からはじめる古文書入門
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三くだり半からはじめる古文書入門

高木侃【著】

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三くだり半からはじめる古文書入門

1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 柏書房
発売年月日 2011/03/29
JAN 9784760139750

三くだり半からはじめる古文書入門

¥1,980

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2015/12/26

・「左、右、郎、兵」の見わけ方から入る。 101頁:異乱(=違乱) ・初心者向けなので「異乱」という解読結果しか示していないが,掲出の例文からすると「異」が異体字の「异(己+大)」によることに触れた方が,「深切」だったと思う。 138頁:離婚は妻の所為(せい)ではない ・要旨:熟...

・「左、右、郎、兵」の見わけ方から入る。 101頁:異乱(=違乱) ・初心者向けなので「異乱」という解読結果しか示していないが,掲出の例文からすると「異」が異体字の「异(己+大)」によることに触れた方が,「深切」だったと思う。 138頁:離婚は妻の所為(せい)ではない ・要旨:熟談離婚。「我等勝手ニ付……」=「(離婚の原因はあなた=妻の責任ではなく)当方=夫の都合により……」。試訳「わたくしどものわがままにより」。「我等」=一人称の「私」を指す(149頁)。なお試訳での「ども」は,複数を意味する接尾辞ではなく,「みども」のように,一人称についてへりくだった気持ちを表わすために使ってみた。 142頁:向後(こうご)。差構(さしかまえ)。 ・第3部「全文解読に挑戦しよう」のタイトルバック=「暇(いとま)状」。

Posted by ブクログ

2011/11/23

江戸時代に2箇所だけあった縁切り寺に持ち込まれたといわれる「離縁状」 いわゆる「三行半」を教材に、当時の文章を読む方法について教えてくれる本。 一つの文字にも多くの崩し方があるのに驚いたが、それを大量に収録した辞書を使って、 読み解いていくという方法も知らなかった。 さらに、「こ...

江戸時代に2箇所だけあった縁切り寺に持ち込まれたといわれる「離縁状」 いわゆる「三行半」を教材に、当時の文章を読む方法について教えてくれる本。 一つの文字にも多くの崩し方があるのに驚いたが、それを大量に収録した辞書を使って、 読み解いていくという方法も知らなかった。 さらに、「これがなぜこの文字に対応しているかは、”覚えるしかない”」とか、 「前の文字がこれであれば、次の文字はこれかこれしかない。どちらかといえばこの文字はこちらだ」 のように、1対1の対応だけではない読み方をするのだとは全く思いつかなかった。 取り上げられている離縁状も、当時のいろんな文化がうかがえて面白い。 「夫が離縁させるという形式を取っているが、本当に夫が言い出したかは分からない」などの 裏を読むコメントも面白かった。

Posted by ブクログ

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