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アリソンベクダル(著者)

• 販売会社／発売会社: 小学館集英社プロダクション
• 発売年月日: 2011/03/17
• JAN: 9784796870856

商品レビュー

2018/05/31

●記憶の断片を描くのに漫画という形式は適しているのかもしれない。コマ割りがそのまま記憶の断片になるからだ。
●カミュ、プルースト、ジョイス、、、膨大な書物で「私」は構成される。
ー
「ある意味、父の終わりはわたしの始まりだったと言うことができるかもしれない／もっと正確に言うと、父の嘘が終わるのと同時に、わたしの真実が始まったのだ」

2015/08/30

　映画を見ているような。あるいは、しゃれた文章を読んでいるような。
　これをマンガと言っていいんだろうか。
　この表現体形式はマンガなのだけれども、日本のマンガの文体とは異なる。

　絵＋モノローグという感じなのだけれど、モノローグも読ませるし、１コマ１コマの絵にはっとさせられる。
　読み飛ばすことが出来ない。１頁１頁が立ち止まってしまう作品でした。