商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2011/03/09 |
JAN | 9784334749200 |
- 書籍
- 文庫
さかしま砂絵 うそつき砂絵
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さかしま砂絵 うそつき砂絵
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商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ついにシリーズ最終巻。うそつき…は2編で終わっている。他のシリーズとして書かれたものやどこにも入らないような時代物が後半収録されてるけど、読む気がしなくてやめちゃった。土日も入院だったら読むかもだけど。都築道夫はまた読もう。“がらがら煎餅”でアラクマが涙もろいってとこ、一緒に泣いてしまった。アラクマもマメゾーも大好きだ。
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アウトローっていうのは死語なのかな?砂絵師のセンセーはじめ、なめくじ長屋の連中はまぎれもなくアウトローなんだけど。 捕物帳といったって、お上の手先になるじゃない。岡っ引の下げてくる酒目当て、事件にかかわった金持ちからの礼金目当ての内職がわりと嘯いて、奇妙奇天烈な事件をすっぱり解い...
アウトローっていうのは死語なのかな?砂絵師のセンセーはじめ、なめくじ長屋の連中はまぎれもなくアウトローなんだけど。 捕物帳といったって、お上の手先になるじゃない。岡っ引の下げてくる酒目当て、事件にかかわった金持ちからの礼金目当ての内職がわりと嘯いて、奇妙奇天烈な事件をすっぱり解いてみせてくれる。 砂絵シリーズの最終巻にあたる。 ひさしぶりの再読になるのだけど、やっぱり面白い。タイトルだけ予告されて書かれなかった数編が読めないことが残念でならない。 本格ミステリの謎解きと捕物帳の人情と江戸風情が味わえる、ほんとに贅沢なシリーズだったとしみじみ思う。「伊勢屋稲荷に犬の糞」なんて言葉や地口の面白みも、このシリーズに教えてもらいましたっけ。それに、さりげない描写にたまんない切れがあってねえ。『水のなかの金魚が、血をしぶかせたように、あざやかに見えた。』なんて、さらりと書かれるとくぅーってなっちゃいますね。
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