商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2011/03/10 |
JAN | 9784120042034 |
- 書籍
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点線のスリル
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点線のスリル
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商品レビュー
3.1
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内容(「BOOK」データベースより) ぼくは何者なのか―。15歳の少年が人生最大の謎に足を踏み入れ、「点線の道」を歩んでいく。そして、ふたつ年上の少女が「ぼくらの歌」をうたいはじめる。沈黙を破り、奇才が放つ清冽な感動ミステリー小説。
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「だから、ぼくはあの真っ白な広場に、自分が生まれた家を描こうとしても、それは点線の家にしかならない。」 2歳で捨てられた今村文人は、隣のクラスの乱暴者の転校生、 譲の隣に住んでいる痴呆が少し入ったおばさんと知り合う。 家族を思い出そうとしても点線の記憶しかない文人は、 過去...
「だから、ぼくはあの真っ白な広場に、自分が生まれた家を描こうとしても、それは点線の家にしかならない。」 2歳で捨てられた今村文人は、隣のクラスの乱暴者の転校生、 譲の隣に住んでいる痴呆が少し入ったおばさんと知り合う。 家族を思い出そうとしても点線の記憶しかない文人は、 過去を思い出せないおばさんの過去を取り戻してあげようと思った。 同じように点線の記憶を持つ仲間だからなのか、それとも。。。 途中、大体のストーリーは分かったのだが、ラストも想像できたのだが、 やっぱり想像通りだったのだが。そうだったのだが。。。。。 泣けました。思いっきり。 ラスト、まさかそんな過去があったなんて。 いくらなんでも小説過ぎるだろと思ってもやっぱり泣けた。 ラストの自分の過去へ向かっていくスリル感。トリハダでした。
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うーん、これもだめだ。 これはあたしだけなのかもしれないけど、あたし、自分がきっちり収めてきた過去に、あまりに自分とかけ離れた状況をマッピングされると自分を投入できないみたい。 だって、いじめられてる捨て子の中学生ダンシ、それに興味を持つ高校生のジョシ、その会話のきっかけが中...
うーん、これもだめだ。 これはあたしだけなのかもしれないけど、あたし、自分がきっちり収めてきた過去に、あまりに自分とかけ離れた状況をマッピングされると自分を投入できないみたい。 だって、いじめられてる捨て子の中学生ダンシ、それに興味を持つ高校生のジョシ、その会話のきっかけが中学生の作文でそれがタイトルにもなっているんだけれどその作文が中学生の筆力を超えているのもいまひとつ説得力が。 「自分がいる場所は色がなくて白く、その空間を引きずっているから自分の後ろには線ではなくなにもない真っ白い広場が続いているだけでそこに自分が歩いてきた跡が白線のように残っているだけだ」「だからぼくはあの真っ白い広場に自分が生まれた家を描こうとしても点線にしかならず、今の自分がそれに息を吹きかけると粒子となってくだけちってしまう」(以上要約) そしてその捨て子のダンシが唯一友達づきあいをしている男の子の家にいってひょんなことから痴呆症気味の老女に出会うんだけどなんか気になって彼女の相手をし始め、しまいには彼女の言葉を頼りに家捜しをして昔の知人を頼り、彼女の親戚にようやく巡り会う。となんと、判明する事実!!! <ここからネタばれ> 捨て子の彼は捨てられていたというのは半分正確だが半分は間違っていて、実は不妊に悩む夫婦が誘拐した子を後悔のあまり施設に預けたのが実情。しかもそれがくだんの痴呆症の女性で彼はその息子だった。 うーん。そうか~。韓国ドラマ張りの展開?!って思っちゃった~。なんだろあたし、運がない?あるいはもう、あったまかたいのかな~~。
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