商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 有斐閣 |
発売年月日 | 2011/03/05 |
JAN | 9784641124202 |
- 書籍
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はじめて出会う生命倫理
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はじめて出会う生命倫理
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商品レビュー
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2件のお客様レビュー
学校で生命倫理について授業で取り扱ったから なんか関連した本でも読んでみようと思って借りてみた。 すごい読みやすくて、それぞれのテーマについてわかりやすく 短めに書いてあったからオススメ。 といってもサラっとしか読んでないんだが、読んだ中で 私が気になったこととか、考えたことと...
学校で生命倫理について授業で取り扱ったから なんか関連した本でも読んでみようと思って借りてみた。 すごい読みやすくて、それぞれのテーマについてわかりやすく 短めに書いてあったからオススメ。 といってもサラっとしか読んでないんだが、読んだ中で 私が気になったこととか、考えたこととかをツラツラ…書く 生命倫理の問題って、答えの出ない問題ばっかりだと思う。 例えば、限られた医療の中で、死に瀕している重症患者の延命に手を尽くすより 治る見込みの高い患者を優先させるべきじゃないか、とか 救命できても重い後遺症を残す患者より、そうでない患者を優先すべきなんじゃないか…とか すべて救うことが出来ないからこそ、何を基準に優先順位をつけるのか、 何を基準にすれば正しいのか…正しい答えがない問題ばっかりなのが生命倫理だと思う。 妊娠について。 子どもを欲しいと望んでも出来なかった方たちにとって、現在の技術は革新的であると思う。 でも、救われる人がいる中で、例えば、不妊治療を一生懸命続けてやっと授かった子どもだからこそ 自分の思い通りに育たないから、という気持ちが悲しい事件を招いてしまったり、 そんなに何人も育てられない、と双子などの片方をおろしてしまう…とか 生まれてくる子どもの権利とか、気持ちとかが問題視される。 不妊治療の母体へのリスクとか、 生まれる子どもの目線からの問題とかを知っていたとしても 「子どもを産まない」という選択肢がしにくい文化を形成してしまってる要因とか、 大人の幸福のためだけを考えられて、「作られる」子どもは、はたしてどう思うのでしょうか… 老いて介護されることについて 今まで私はこの本の中で言う、「ピンピンコロリ」な人生を歩みたいし、 自分が介護を必要とするようになって、しかも認知症でみんなに迷惑かけるんだったら いっそ安楽死させてほしい…と思っていた。 多分、そう思ってる人は多いんじゃないかと思う。 だからといって、じゃあ今介護を受けて生活してる人を見て「迷惑」と感じるかというと そんなことはない。 じゃあ、なんで、自分は介護を受けるのが嫌、「迷惑」かけたくない…って思うんだろうか。 これも、文化の問題なんじゃないかと私は思うんだけど、他人に迷惑をかけちゃいけない… って教えられてきてるからな気がするよね。 「助けられ上手さん」になるべきだ、って話があったんだけど、それだ!って思った。 なんでも一人でやることが自立なんじゃなくて、他者と関係を築こうとする自立観をもつべきなんだと思う。 なんか…考えてたことがうまくまとまらないけど、私が今までみたいに「ピンピンコロリ」で 死にたいと思うことは、私だけの問題じゃなくて、それを良しとしてることで 他人にもそれを求めることに繋がってると思う。結局。 だから、これからは、私が介護される側になったら「助けられ上手さん」になろう、と思う。 安楽死について うーーー……安楽死とか尊厳死とか、これを望む自分の気持ちもやっぱり上のことに繋がるよね。 本当に痛みとか苦しみとか、それから逃れるためのものというより、 安楽死を望むのってなんでだろうって考えると 他者に迷惑かける、面倒な自分、延命してる自分、醜くありたくない…みたいなのが浮かんでくる。 潔い死が良しとされる風潮…あるよね、まだ。 なんだろ…自分がそう思ってることって、周りへの圧力でもあるんだよね…むう… 考えれば考えるほどわからなくなる… だいたい上も何書いてるんだか自分でもわからない。 それでも…自分が思うこと、考えてることってはたして正しいんだろうか、 正しい答えはなくても、限りなくそれに近い地点に行きたい、と考え続けることは やめたらいけないなあと思う。むう…
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ご恵贈いただきました。ありがとうございます。(別に注文してたんだけど) わりと左よりというか保守的というかそっち組のひとたちのよるものだけど、ぱらっと見たところかなりバランスとれた穏健な教科書になっている。一般の大学生向けにはかなり使えそう。世界思想社の『生命倫理学を学ぶ人...
ご恵贈いただきました。ありがとうございます。(別に注文してたんだけど) わりと左よりというか保守的というかそっち組のひとたちのよるものだけど、ぱらっと見たところかなりバランスとれた穏健な教科書になっている。一般の大学生向けにはかなり使えそう。世界思想社の『生命倫理学を学ぶ人のために』はかわるスタンダードになりそう。 哲学的なつっこみはあれだけど、問題のありかを示すってのではこれくらいの方がいいかもしれん。
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