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オスカー・ワオの短く凄まじい人生 新潮クレスト・ブックス
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オスカー・ワオの短く凄まじい人生 新潮クレスト・ブックス

ジュノディアス【著】, 都甲幸治, 久保尚美【訳】

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オスカー・ワオの短く凄まじい人生 新潮クレスト・ブックス

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2011/02/25
JAN 9784105900892

オスカー・ワオの短く凄まじい人生

¥2,640

商品レビュー

3.9

115件のお客様レビュー

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2024/06/06

新潮社 ジュノディアス  「 オスカーワオの短く凄まじい人生 」 トルヒーヨ独裁政権の失脚のきっかけとなった ガリンデス をモデルとした マジックリアリズム小説。非現実や時代背景の入れ方が素晴らしい。注釈も本の理解に大いに役立つ フクは 呪いや運命、サファは 祈りや耐え...

新潮社 ジュノディアス  「 オスカーワオの短く凄まじい人生 」 トルヒーヨ独裁政権の失脚のきっかけとなった ガリンデス をモデルとした マジックリアリズム小説。非現実や時代背景の入れ方が素晴らしい。注釈も本の理解に大いに役立つ フクは 呪いや運命、サファは 祈りや耐えるという意味に 捉えた。この本のテーマは、フクを乗り越え、サファから一歩踏み出す勇気だと思う ヒーローもの、戦闘もののなど戦うことを主題とした多くのオタク作品が登場する。サファから一歩踏み出す勇気を意図している? トルヒーヨ独裁時代(1930-61年)のサントドミンゴは、トルヒーヨの支配空間そのもので「変化は不可能という共通了解にかかわらず、それでもなお変化を渇望した」国民感情との対比描写は秀逸 ドミニカでは、マングースとサトウキビ畑が何か特別な宗教的意味があるのか?マングースは神や霊、サトウキビ畑はあの世とこの世の境界? #本好き #読書好き #税理士 の #読書記録 #読書感想

Posted by ブクログ

2024/05/07

「ピュリッツァー賞・全米批評家協会賞をダブル受賞。英米で100万部のベストセラーになった傑作長編。呪いをかけられた?おかげで女の子に全くモテないオタク青年オスカーが最後にみつけた、人生の心理とは・・」 未来屋書店 本屋従業員によるおススメ本の紹介 2023 の紹介より)

Posted by ブクログ

2023/10/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 西加奈子の『まにまに』で紹介されていて、読みたいまま放置していたことを思い出して読んだ。信頼のクレストブックスが提供する大河ドラマとなればおもしろくないはずがない。これまで読んだことない要素のてんこ盛りで新鮮な読書体験だった。  主人公がオスカーなのは間違いないのだが、彼の母、祖母、祖父がメインのエピソードもかなりの分量で含まれているので、彼の一族全体が主人公という言い方がしっくりくる。オスカーのナードっぷりにまずは頭をぶち抜かれる。異様としかいいようがないカルチャーへの大量の言及、それに対する膨大な注釈の量はカルチャーという鈍器でぶん殴られたのかと錯覚するほど。そんな彼が現実社会と折り合いをつけるためにストラグルする話がオモシロかった。特に恋愛面では読んでいて苦しくなるくらいストレートな行動の数々に思わず応援したくなるし、同じサブカル野郎として思い当たることも多く成就してくれ!と中盤あたりは祈っていた。  オタクの恋愛物語というだけであれば『電車男』と変わらないのだが、本著がぶっちぎりで圧倒的なのは彼の母、祖母のエピソードを通じてドミニカの歴史を語っていく点にある。ドミニカといえばプロ野球の助っ人外国人の出身地という浅ーい認識しか持ってないなかったのだが、独裁者に牛耳られていた時代が30年近くある。そこの描写がかなり多めに入っていて、オスカーとはまた別のベクトルのストラグルが存在しており彼の物語とのギャップが大きく読み応えがあった。大きな歴史に対して三世代の親子関係が絡んでいきマクロとミクロが交差していく語り口が素晴らしかった。

Posted by ブクログ

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