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たぶらかし
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たぶらかし

安田依央【著】

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たぶらかし

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2011/02/10
JAN 9784087713909

たぶらかし

¥1,430

商品レビュー

3.5

44件のお客様レビュー

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2018/10/14

市井で誰かの代役を演じる役者である三十九歳のマキが、多忙なセレブ社長の小二の息子の母親役で懐かれ、夫の親戚との付き合いを厭う新妻役で赤子に困惑する。他プロとして色々な役を演じるマキの自認と裏腹に人が良い所が可愛い。地の文からして渋くでも軽快で快い。弟子入りして来たお調子者青年にほ...

市井で誰かの代役を演じる役者である三十九歳のマキが、多忙なセレブ社長の小二の息子の母親役で懐かれ、夫の親戚との付き合いを厭う新妻役で赤子に困惑する。他プロとして色々な役を演じるマキの自認と裏腹に人が良い所が可愛い。地の文からして渋くでも軽快で快い。弟子入りして来たお調子者青年にほだされた結末が桃色。

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2018/08/15

マキは、市井の人々の中で誰かの「代役」を演ずる役者。 花嫁や母親の代行から、果ては死体役まで・・・。 依頼人たちの身勝手さに苛立ちながらも、淡々と仕事をこなしていたマキの前に、ある日、謎の男が現れて・・・。

Posted by ブクログ

2015/10/26

安田依央氏の小説すばる新人賞授賞作品『たぶらかし』を読了。劇団を主宰であった女性が職を見つけようとするが苦労したすえに潜り込んだのが、他人の代わりを演じる人間代行業の会社で、彼女が会社で働くうちに引き受けた様々な仕事でであう人間模様を描いた作品。代役はなんと死体役だったり、会社経...

安田依央氏の小説すばる新人賞授賞作品『たぶらかし』を読了。劇団を主宰であった女性が職を見つけようとするが苦労したすえに潜り込んだのが、他人の代わりを演じる人間代行業の会社で、彼女が会社で働くうちに引き受けた様々な仕事でであう人間模様を描いた作品。代役はなんと死体役だったり、会社経営で忙しい母親役だったり、親戚付き合いがいやな新婚の妻だったりするのだが、奇妙な依頼に名演技をもってして見事に対処して行く。自分の仕事に疑問を持ち始めたりもするのだが、自分の会社の創業者二人の凄さ、見事に社会にとけ込んでいる先輩社員を見るにつけ、その仕事の奥深さに感じ入る。たしかに人を『たぶらかす』商売なのだが、多かれ少なかれ社会生活をおくるなかで多くの人がたぶらかしを行っているのではとも思われ、この小説を読みながら考少しばかり考えさせられた。

Posted by ブクログ

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