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きことわ

朝吹真理子【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2011/01/26
JAN 9784103284628

きことわ

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商品レビュー

3.1

281件のお客様レビュー

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2024/04/20

葉山の別荘で幼少の時を過ごした親戚と四半世紀ぶりに、同じ別荘で再会し当時を回想し、過去と今を比べる話。四半世紀ぶりに会い、永遠子(とわこ)は40歳、貴子(きこ)は30を過ぎ、互いに齢を重ねたにも関わらず、当時と変わらない関係を再構築できることに驚いた。 なんでもない別荘での日々、...

葉山の別荘で幼少の時を過ごした親戚と四半世紀ぶりに、同じ別荘で再会し当時を回想し、過去と今を比べる話。四半世紀ぶりに会い、永遠子(とわこ)は40歳、貴子(きこ)は30を過ぎ、互いに齢を重ねたにも関わらず、当時と変わらない関係を再構築できることに驚いた。 なんでもない別荘での日々、しかし幼少の記憶というのは不思議なことに大人になっても忘れないもの。夢と現実、過去と現在の場面が流れるように行き来する構成も読んでいて心地よかった。 この作品のなかでの一つのテーマや伝えたいことというのは明確にされていない芥川賞作品というのは、ここ最近では少なくなっているが、この作品のようにテーマや伝えたいことが不明瞭な物語もいいと思った。

Posted by ブクログ

2024/04/07

ゆらゆらと読み進めながら、頭の端では私自身の昔のお友だちのことを思い返していて。良い時間をもらった。

Posted by ブクログ

2023/06/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

歳の差のある少女たちの夏。病弱な母とその弟。夢と絡まり合う少女たちの髪の毛。 境遇が変わって会わなくなって25年、会っていなくともすぐにふわっと関係が再構築されていく、ありきたりの日常生活に文章で揺蕩うことができた(別荘で過ごす日常、現実では過ごしたことないですけど(笑))。良作だなぁ。 第144回芥川賞受賞。同時受賞は『苦役列車』西村賢太さん…受賞会見、覚えてます(笑)以前から気になっていた作品。図書館の「ご自由にお持ち帰りください」コーナーから持ち帰りました。 最近の芥川賞はマイノリティの問題提起などを扱った作品が多くノミネートされますがこういった作品も心地よいですね。最近だと井戸川射子さんの『この世の喜びよ』も大好きです。

Posted by ブクログ

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