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日本林業はよみがえる 森林再生のビジネスモデルを描く
1,980円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日本経済新聞出版社 |
発売年月日 | 2011/01/18 |
JAN | 9784532354572 |
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日本林業はよみがえる
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日本林業はよみがえる
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商品レビュー
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18件のお客様レビュー
森林・林業再生プランを推し進めた人が書いた本。 現在の日本の林業は長期的視野に欠けており、また公共事業と化して補助金漬けになっている等、日本には確立した林業が存在していないことを、ドイツ林業と比較した上で批判している。 その上で、今後の需要も見据えてどのような体系を作ればいい...
森林・林業再生プランを推し進めた人が書いた本。 現在の日本の林業は長期的視野に欠けており、また公共事業と化して補助金漬けになっている等、日本には確立した林業が存在していないことを、ドイツ林業と比較した上で批判している。 その上で、今後の需要も見据えてどのような体系を作ればいいのかと提言している。 理論が非常に分かりやすく、解決策も説得力があった。安直な解決に走らず、政策ベースで話を進めている印象があった。
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プランナー育成事業 フォレスター来日 日本の森林の成長の旺盛さ、蓄積のすごさ、その潜在的可能性の大きさ データベースなどの基本インフラ未整備、、、
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2013.3記。 日本の林業は輸入自由化で低コストの外材が大量に流入し壊滅的な打撃を受けた、というのが一般的なイメージだが、本来は単価の割に輸送コストがかかる地産地消有利の産業であり、加工業、製材所など地域の産業集積効果も高いと著者は主張する。 著者によれば、日本林業衰退の理...
2013.3記。 日本の林業は輸入自由化で低コストの外材が大量に流入し壊滅的な打撃を受けた、というのが一般的なイメージだが、本来は単価の割に輸送コストがかかる地産地消有利の産業であり、加工業、製材所など地域の産業集積効果も高いと著者は主張する。 著者によれば、日本林業衰退の理由は補助金依存による無秩序な伐採や放置による荒廃だという。例えば、森林維持に必須の間伐にしても、エリアの適切性ではなく伐採量だけで補助金が決定されるため、林道の整備も場当たり的になりがちらしい(おおよそ通常の製造業で「導線」に無頓着、などということがありえるだろうか?)。本書は、産業政策面のみならず、こうした林道の問題や林業機械の運転性能といったミクロな部分にまで目を配っているので主張に説得力がある。 もっとも、採算性の分析に関わるデータ(たとえば単価)が文脈によって異なるので、やや論旨を追いかけにくい面もある。また、よくよく読み進めてみると、木材を製造する林業と、森林の長期持続可能な維持を目指す森林管理とは異なる概念で整理され、後者についての競争原理の有効性は否定されている(P.129 )。これは、考え方としては例えば電力事業における発送電分離の議論と同じだから、全体として見たときに本当に電力と同じような意味での「公共性」と「採算性」のある産業と言えるのかはもう少し深く理解したいという印象は残る。加えて、地震大国の我が国で、著者がモデルにしている欧州と同じように、木造建築の広がりを期待できるのかについても疑問を感じないでもない。 とは言え、日本の森林資源は莫大でこれを効率利用しない手はないし、著者の情熱には強く感銘を受ける。ごく常識的なレベルでの「事業性」を視点として持ち込むことだけでも、得られるものは大きいと感じた
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