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ゴヤ(3) 巨人の影に 集英社文庫
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ゴヤ(3) 巨人の影に 集英社文庫

堀田善衞【著】

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ゴヤ(3) 巨人の影に 集英社文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2011/01/25
JAN 9784087466584

ゴヤ(3)

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商品レビュー

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2018/02/18

20180216読了 50代~60代のゴヤ。時は19世紀初頭、ナポレオン登場、あっという間にスペイン独立戦争へ・・・混乱の時代にゴヤが描いた版画集「戦争の惨禍」。市民ゲリラも加わった残虐な戦いの様子をが刻まれており、それを1枚ずつ追って解説していく。読みながら気持ち悪くなりそうな...

20180216読了 50代~60代のゴヤ。時は19世紀初頭、ナポレオン登場、あっという間にスペイン独立戦争へ・・・混乱の時代にゴヤが描いた版画集「戦争の惨禍」。市民ゲリラも加わった残虐な戦いの様子をが刻まれており、それを1枚ずつ追って解説していく。読みながら気持ち悪くなりそうなくらい。そしてあの「5月の2日」と「5月の3日」。プラド美術館を思い起こす。怒涛の3巻を読み進め最終章がまたもう、なんというオチか、と・・・構成にしてやられた感。●P136「巨人」の意味。●この辺境の国の情勢をナポレオンが正確に読みとっている、その目の確かさがすごい。そして、スペイン支援の体で入ってきて撤退するときには金・食糧・美術品をごっそり持ち去るイギリス軍のしたたかさ。 20180102蔵書

Posted by ブクログ

2015/03/11

近代の波に呑まれていくスペインとゴヤ。 絵からも時代の変わり目を読み取ることができる。 ゴヤよりもスペインという国家, そして民衆の変化に焦点が当たった巻なのではないだろうか。 耳が聞こえないことが、彼にとってどう作用していたのだろう。

Posted by ブクログ

2013/09/22

3巻にもなって、今さらなのだが、この作品は単なるゴヤの評伝なのではない。 つまり、ゴヤを基軸にしつつ、18世紀後半~19世紀前半の歴史をこそそこに描きだしていたのだった。 3巻では19世紀が語られるが、それはナポレオンの登場によって形成、促進されて行く国民国家の世紀であり、そこに...

3巻にもなって、今さらなのだが、この作品は単なるゴヤの評伝なのではない。 つまり、ゴヤを基軸にしつつ、18世紀後半~19世紀前半の歴史をこそそこに描きだしていたのだった。 3巻では19世紀が語られるが、それはナポレオンの登場によって形成、促進されて行く国民国家の世紀であり、そこには現代につながる問題をはらんでいた。 ヨーロッパ史の中でのナポレオンの位置づけと、意味づけが初めて分かったように思う。

Posted by ブクログ

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