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少年の日の思い出 ヘッセ青春小説集
1,760円
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 草思社 |
| 発売年月日 | 2010/12/21 |
| JAN | 9784794217912 |
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少年の日の思い出
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少年の日の思い出
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商品レビュー
3.6
16件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
ちょうど小学生に勉強を教えていると「エーミール」という懐かしい名前が目に入り、再度読み返したくなって手に取りました。 読んで思ったのは、日常を切りとるのがほんとに上手いなということ。スケールの大きい出来事はあまり起こらないけど、日々の生活のなかの些細なドキドキを少年の目線、感覚で描写している。 どんなことでも初めての経験は善悪限らずずっと胸に残り続けているので、そんな自分の「初めて」を思い出しながら読める作品かなと思う。 特に強烈なのは次の文。 "そしてエーミールは冷ややかに、軽蔑に充ちた正義の衣をまとって、世界秩序そのもののようにぼくの前に立っていた" (p.18) 人生で初めて悪事を犯してしまった主人公の、圧倒的絶望感が「世界秩序」に凝縮している。自分も初めての悪事を思い出して苦々しい感情が蘇った。 こういうことをさせてくれるのも、時代を超えて手に取られる偉大な本たる所以なんだろなと思う。
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異性を前にすると、甘酸っぱい気持ちにもじもじしてしまう少年期。 互いの気持ちを確かめるまでもなく、距離を置く青年期。 そしてきっと誰もが秘めている、盛り上がった傷口。生涯忘れ得ぬ通過儀礼をスケッチした、ヘッセの名作小説集。
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ドイツ文学。 古くから教科書(中学1年)にも採用されている古典。ご町内の読書会の課題として再読(たぶん、昔、読んでる)。 第一印象、訳が古い。1931年の作品。同年にヘッセより、作品が掲載された新聞記事を譲り受けた高橋健二氏が帰国後、翻訳し、1940年代には国語の教科書に採用されているというから、半世紀以上前のものだ。 新訳があるだろうと調べたら、2010年に高橋氏とは師弟関係にある岡田朝雄氏による訳があった。軽く読みやすい訳になっていた。昆虫にも造詣が深く、チョウやガの種類についても正確に書き分けている。訳者によっても、ずいぶん表現が変わってくるものだ。 そんな作品、少年の日の思い出を、いい大人が感想を述べ合う読書会は、それなりに面白かった。なにより、本作の少年が知人のコレクションを盗み、毀し、赦しを乞うというストーリーに触発されてか、自分も幼少期に・・・・・・という話が各人から出てくる出てくる(笑) さて、この少年の行為は、若気の至りとして正当化されるのか否か、なぜこのような行為に及んだかを、ワガコトのように語り合えて、実に愉快。爆笑に次ぐ爆笑の懺悔大会(笑) 昆虫に興味を持ち標本をつくるような人間は完璧主義者だ、と性格判断する人、大人になった主人と客人と幼少期の少年とエーミールの関係性の推論では、エーミールを除いて、ほかは全て同一人物、自分で自分のことを語っている、という唸らされる読みもあり、実に面白かった。 最後の破壊行為は、完璧主義者故の行為か、未熟な自分を克服するため自ら課した罰か、いやいや、その行いそのものが成長できてない証だ、とエンディングの考察も千々に乱れ面白かった。 5000文字程度の短編。登場人物は主と客人。客人の語る少年の日に、その客人の子ども時代と、エーミール。エーミール家の女給と、少年の母という僅かな登場人物。 この中で、人物として傑出しているのは、実は母親だ。エーミールを、絶対真理の神の存在の仮託とすると、母親は聖母マリアでもあろうか。
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