商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 白水社 |
発売年月日 | 2010/12/17 |
JAN | 9784560090138 |
- 書籍
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馬を盗みに
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馬を盗みに
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商品レビュー
4
7件のお客様レビュー
主人公の人生に老年まで影を落とし続ける、15歳の夏の喪失が大きなテーマではあるが、何があったかそのものについては明確に描かれない。ただ、失って決して戻らないもの、選択をし決してやり直せない、数多の人生の分かれ道について、思いを馳せさせる。 「人間」についての語りが饒舌でない分、ノ...
主人公の人生に老年まで影を落とし続ける、15歳の夏の喪失が大きなテーマではあるが、何があったかそのものについては明確に描かれない。ただ、失って決して戻らないもの、選択をし決してやり直せない、数多の人生の分かれ道について、思いを馳せさせる。 「人間」についての語りが饒舌でない分、ノルウェーの自然や、全身でそれを享受し、そのなかで遊び働く15歳の感性が際立つ。良かった。
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老人がただただ子供のころを思い返すだけで、はっきりとした物語の起伏や起承転結があるわ家ではないのだが、とにかく文章に読む価値がある。 ノルウェー語から英語翻訳を通して日本語に翻訳されたそうだが、英語翻訳自体も作者納得の出来だそうなので、ロスは少なさそう。 翻訳の不自然さや読みづら...
老人がただただ子供のころを思い返すだけで、はっきりとした物語の起伏や起承転結があるわ家ではないのだが、とにかく文章に読む価値がある。 ノルウェー語から英語翻訳を通して日本語に翻訳されたそうだが、英語翻訳自体も作者納得の出来だそうなので、ロスは少なさそう。 翻訳の不自然さや読みづらさもない。 ノルウェーの知人ができたので手に取ったのだが、前から北欧の自然は好きだった。 冷たく澄んだ空気に眩しい日差し、溢れる水、もの寂しく静かな自然。 情景描写が丁寧で、主人公を通して五感でそれらを体感できる。
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※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] 「ぼくら、馬を盗みに行くんだ」1948年、スウェーデンとの国境に近いノルウェーの小さな村で、父さんと過ごした15歳の夏…そこから50年余りを経た1999年の冬、人里離れた湖畔の家で一人暮らす「わたし」の脳裏に、消えた父との思い出が鮮明によみがえる。 ノルウェーを代表する作家による、みずみずしくも苦い青春―老境の物語。 40以上の言語に翻訳された世界的ベストセラー。 [ 目次 ] [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
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