商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 有斐閣 |
発売年月日 | 2010/11/30 |
JAN | 9784641125452 |
- 書籍
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ハーバード 卓越の秘密
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ハーバード 卓越の秘密
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オバマ大統領の母校でもあるハーバード ロースクールにおける絶え間のないカリキュラム改善とその強み、そして2004年から日本で創設された法科大学の、改革に向けた提案が展開される一冊。 著者は同校へ75年に留学後、91年には客員教授に就任。 かつては他校同様に講義と暗記中心の一方向...
オバマ大統領の母校でもあるハーバード ロースクールにおける絶え間のないカリキュラム改善とその強み、そして2004年から日本で創設された法科大学の、改革に向けた提案が展開される一冊。 著者は同校へ75年に留学後、91年には客員教授に就任。 かつては他校同様に講義と暗記中心の一方向的なカリキュラムは、ある一面で法学が知性を狭めるという認識や、学生を大人として扱っていないという認識を持ったリーダー達によって改革され始める。その後、ソクラティックメソッドと呼ばれる実践的判例研究による双方向のものへと変遷する。 こうしたカリキュラムを、判事などの実務経験をバックグラウンドに持つ教員のもとで徹底的に行うことで、学生たちは、弁護士として要求される客観的論理的な思考を身につけるという。 米国の司法試験では、法学未修者で三年間ロースクールに通った学生のうち、初回受験者の合格率が全国平均で75-80%(法科大学院設置以前の日本では3%程度)、ハーバードロースクールの卒業生は実に97%という合格率を誇っている(2006/2007年実績)。 こりゃあ訴訟大国を形成する訳だ、という納得と共に、そもそも米国においては、訴訟という紛争解決手段が嫌だとか何とかではなく、大切な議論の場の一つとして法曹が一丸となって洗練し続けるようプランニングされていると感じました。かつて母親が登記の関連で悩んだ折「教育を受けた人間が理解できない法制度はオカシイ」と言い放ったことを思い出しましたw。
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オバマさんもハーバードLSの出身なんだ。 いかなる分野の法であれ、法を現在の形に築き上げた法の外部にある力、歴史、人間のニーズの本質のような事柄を十分考慮したうえで、ソクラティック・メソッドを活用している。
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■紹介と評価 ハーバード・ロースクールがどのようにして世界に冠たる地位を築くことができたのかを詳細に分析。単に情報を羅列するのではなく、具体例や分析を交えている点で、専門的である。 ■価値 ロースクール運営者はもちろんのこと、何かの組織運営に関係する場合、業務をどのように見直すこ...
■紹介と評価 ハーバード・ロースクールがどのようにして世界に冠たる地位を築くことができたのかを詳細に分析。単に情報を羅列するのではなく、具体例や分析を交えている点で、専門的である。 ■価値 ロースクール運営者はもちろんのこと、何かの組織運営に関係する場合、業務をどのように見直すことが有意であるかを見極める助けになる。 ■著者の主張 創立以来ずっと頂点に君臨し続けたのではなく、何度か危機を迎えながらもその都度時流に合わせて絶えざる刷新を行ったことが、現在の地位を築くのに役立った。 ■個人的に印象深い点 リーガルマインドとは、「知的な独立独行の習慣」。注意深く読み、細部まで徹底して精査し、論理的に分析し、自分たちで考えるようにすること。 ■そのほか 本のフォントサイズ・装丁も読みやすいもので、英字が頻出するがなぜか頭にすっと入ってくるのは、著者の文筆の賜物であろう。
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