するめ映画館

吉本由美【著】

• 販売会社／発売会社: 文藝春秋
• 発売年月日: 2010/10/30
• JAN: 9784163732305

商品レビュー

2012/07/12

地味だけどかめばかむほど味のある「するめ映画」について、おなじみ「東京するめクラブ」の三人やゲストの方が語り合うという内容。

和田誠さんはまあ当然として、村上春樹さんが古い映画についてすごく良く覚えているのに感心する（それもB級もしくはそれ以前のものについてなんだものね）。こういうゆる～い話をしているときの村上さんって本当にのびのび生き生きしてて、私はかなり好きです、アハハ。

2011/07/12

取り上げられている作品を知っているのは多分団塊の世代では？と思うようなラインナップです。私の見た(または知っている)映画は２，３作品のみでした。が、なぜか分からなくても｢へえ～」｢ふむふむ｣と読めてしまう不思議な魅力のある対談＆鼎談集です。好きな映画に寄せる思いが伝わってくるからでしょうか？

2011/01/30

後半の、吉本由美と村上春樹と和田誠が潜水艦映画とかサラリーマン映画とか野球映画についてダラダラと語るのがおもしろかった。名作ってわけではまったくなくて、かめばかむほど味が出るするめのような好きな映画ってことで、すばらしいとか感動するとかいったことを話すんでなく、友人どうしがどうでもいいことを気楽にしゃべってるっていう感じがよくて。でも、その映画が好きなんだなーっていうのはよくわかって。このなかに出てくる映画は特に見たくならなかった（笑）けど、なにか自分の好きな映画を見たくなった。