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おいしい中国 「酸甜苦辣」の大陸
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2010/10/30 |
JAN | 9784163731605 |
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おいしい中国
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商品レビュー
3.8
12件のお客様レビュー
自分と同世代でお茶大を出て作家となった才媛がこんなに苦労し始終お腹をすかせた子供時代を送っていたことに驚く。 ”往事如煙−つらい思い出もいつの間にか薄い青靄と化し”、不思議とささやかな喜びや幸せのほうが思い出されるのだろう。 著者らしい、突き放したようなきりっと清冽な表現が、厳...
自分と同世代でお茶大を出て作家となった才媛がこんなに苦労し始終お腹をすかせた子供時代を送っていたことに驚く。 ”往事如煙−つらい思い出もいつの間にか薄い青靄と化し”、不思議とささやかな喜びや幸せのほうが思い出されるのだろう。 著者らしい、突き放したようなきりっと清冽な表現が、厳しい生活の中でのひとの営みを鮮やかに描き出し、中国東北部の冷たく乾いた空気を感じさせる。表題は軽すぎて合わない素晴らしい随筆だと思う。 人間とは所詮単純な動物で、いくら思考力があっても、結局、目の前の物と色で、幸にもなれば、不幸にもなる。
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昔のことって、特に食に関することって 大人になっても忘れないし 懐かしい気持ちになる。 私の知らない中国ハルビンの、 時代に翻弄された家族の 辛そうだけど暖かそうな記憶。 もう少し丹念にかいたものも読んでみたい。 しかしこの説明書きはひどいな。 本読んでないな。
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中国語やりはじめたし、ってことで図書館で何気なく手に取る。面白い。 まだ共産主義国だった頃の中国で育った著者の話が、食に絡めて書いてある。 知識人階級だった教師の家に生まれた著者は、歴史の教科書でみたことがあるような、田舎に行かされたり狭い、ひどい家に住まわされたりする。 これは...
中国語やりはじめたし、ってことで図書館で何気なく手に取る。面白い。 まだ共産主義国だった頃の中国で育った著者の話が、食に絡めて書いてある。 知識人階級だった教師の家に生まれた著者は、歴史の教科書でみたことがあるような、田舎に行かされたり狭い、ひどい家に住まわされたりする。 これは、ひどい。親も、泣いている。 でも、筆者はどこまでも良い意味で子どもである。つらさ、悲壮さをまったく感じさせない。 さらに大人になった筆者がその時々に食べていたものを実に巧みに描く。美味しそうすぎる。悲壮さがぶっとぶ。 ほんの数十年前にお隣の国がどんな暮らしをしていたのかを、美味しい食べ物たちに囲まれながら読み終える。面白かった。でも、なにか残るものがある。中国に対する印象が変わる。そんな良書だった。
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