商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2010/10/25 |
JAN | 9784120041587 |
- 書籍
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ブラジルへの郷愁
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ブラジルへの郷愁
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商品レビュー
3.8
6件のお客様レビュー
ねえ。どうして猿を頭にのせるの? ほんとうに興味深くおもしろかった展覧会 企画展「アマゾンの生き物文化」をおもいだした。 鍋のフタをあけたら猿のスープ!という衝撃の映像。猿の毛皮のかつら?帽子?の展示もあった。ギャラリートークもおもしろかったなー。
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プロローグの最初の1ページ半。 むかーし行った旅での虫除けの匂いの記憶、かすかになっても、同じ匂いによって体験される当時の記憶。に対して、そんとき撮影の写真は物として残っとるが、かつての体験を留めちょらん。だのに、それをかつての旅の実体として読者に見せるっていうこと。について言及...
プロローグの最初の1ページ半。 むかーし行った旅での虫除けの匂いの記憶、かすかになっても、同じ匂いによって体験される当時の記憶。に対して、そんとき撮影の写真は物として残っとるが、かつての体験を留めちょらん。だのに、それをかつての旅の実体として読者に見せるっていうこと。について言及。 重要な写真の性質ですねぇ。 記憶と写真はズレる。当然。写真は眼ぇじゃぁない。 でも観る人はそれが撮影者の眼ぇであるかのように観るのね。 この騙し合いを社会人類学者が指摘ってのが凄いよね。ソンタグじゃないのよ。 サウダージ!何よりも偉大な時間 あぁ、「学者さんになりたい」 ( 孫悟飯 )
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文化人類学の古典的な名著であり、20世紀を代表する現代思想である構造主義を広く世に知らしめた『悲しき熱帯』の著者による写真集。著者自身が体験した1930年代のブラジルが、強い、共感と「Saudade(郷愁)」とによって紹介される。 現代思想の多くは、それまでの旧弊な西洋哲学へ...
文化人類学の古典的な名著であり、20世紀を代表する現代思想である構造主義を広く世に知らしめた『悲しき熱帯』の著者による写真集。著者自身が体験した1930年代のブラジルが、強い、共感と「Saudade(郷愁)」とによって紹介される。 現代思想の多くは、それまでの旧弊な西洋哲学への批判をその出自に持つ。表に出ている現象ではなく、その現象を無意識のうちに現前させている構造(システム)に着目した構造主義も例外ではない。著者は『悲しき熱帯』によって大きな名声を得たが、一方で、西洋という怪物の前では非力であったろう。著者の抱えるその間隙が、本書に深い透明感を与えている。
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