商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 原書房 |
発売年月日 | 2010/10/22 |
JAN | 9784562045983 |
- 書籍
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パニック・パーティ
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パニック・パーティ
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探偵ロジャー・シェリンガムの最終話。 まだシリーズを全部読んでないけど、好きなものからいってしまう性格は変えられない^^; 気になって我慢できずに読んでしまった。 無人島に取り残されたロジャー・シェリンガム含む15人の男女は、次第に疑心暗鬼に陥っていく。閉鎖情況で何が起こるのか...
探偵ロジャー・シェリンガムの最終話。 まだシリーズを全部読んでないけど、好きなものからいってしまう性格は変えられない^^; 気になって我慢できずに読んでしまった。 無人島に取り残されたロジャー・シェリンガム含む15人の男女は、次第に疑心暗鬼に陥っていく。閉鎖情況で何が起こるのか… 大好物のクローズド・サークル。 クリスティーのあの名作と似ている設定だけど、こちらの方が5年早く内容的にも全く違う。 ネタバレになるので書けないけど、今までのロジャーとは違いユーモア性は薄い。 今まで読んできたロジャー5作品は全て★5を付けたけど、今回はかなり異色作でバークリーらしさをもっと期待していたので★が少なめになってしまった。何からしくないなぁという感じ。 ここからはアントニイ・バークリーについて。 解説によると、バークリーは何人かの探偵作家に声をかけて、ディテクション・クラブを創設し、定期的に集まって探偵小説に関する議論をしていた。 会長であるドロシー・L・セイヤーズが亡くなった後に、次期会長になったのは創設に関わったバークリーではなく、アガサ・クリスティ。 そのことに激怒して、バークリーはディテクション・クラブを退会したとも言われているらしい。 本人の手記ではないのでどこまでが本当なのかはわからないけど、この話はとても興味深かった。 というのも私の推しは、〈アガサ・クリスティ〉と〈アントニイ・バークリー〉の2人。 作品が大好きになると、同じくらい作家も大好きになってしまうので、その推し2人にそんな出来事があったなんて…(;_;) これが本当ならばクリスティーも複雑だったのではと思うし、傷付いたバークリーの気持ちを考えると辛い(T_T) クリスティーは、誰もが知るミステリーの女王。 バークリーは、独特の皮肉・批評精神とユーモア精神溢れる作風。多重解決だけでなく、フランシス・アイルズ名義では倒叙ミステリを確立させたすごい人。 全く違う作風なので比べられず、どちらも大好き。 共通していると思うのは、登場人物がまるで生きてるように感じること。 そんな2人の意外な接点と裏話を知ってもっと好きになった。
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莫大な遺産を相続した大学時代の教授から、孤島へのプライベートクルーズへと誘われたシェリンガム。そこには互いにさほど親しくない15名の男女が集められ、ホスト役が全員を集め、「この中に、殺人者がいる」と言い放つ。 クルーザーの故障により、すぐには救出が来ないという孤島に閉じ込められた...
莫大な遺産を相続した大学時代の教授から、孤島へのプライベートクルーズへと誘われたシェリンガム。そこには互いにさほど親しくない15名の男女が集められ、ホスト役が全員を集め、「この中に、殺人者がいる」と言い放つ。 クルーザーの故障により、すぐには救出が来ないという孤島に閉じ込められた極限状態の中、ある人物の死を切っ掛けに疑心暗鬼に陥った人々はーー 金持ちの道楽で主催されたこのツアー。何度も早いうちからホスト役が作中でしゃべっているように、「このメンツでどんな心理的作用が起こるのか観察したい」 まさにコレ。ミステリ的要素ももちろんありますが、閉鎖空間での極限状態での人間心理を描いた小説でしたね。 各登場人物の描き方や、視点の置き方はやはりバークリー。今までのシェリンガムシリーズからすると、ミステリ的な鮮やかさは劣るかもしれませんが、この斜に構えたブラックユーモア風味のテイストはバークリー好き的に満足です。
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ロジャー・シェリンガム・シリーズ。シリーズ最後の長編。孤島もの。 登場人物が狂いまくっていく展開。あまりミステリっぽくない。探偵役とか全然役に立ってないし… ロジャーが事件に関わりたくなくなるのも分かる。
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