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ひとり 15歳の寺子屋
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 講談社 |
| 発売年月日 | 2010/10/18 |
| JAN | 9784062165655 |
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ひとり
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商品レビュー
3.9
19件のお客様レビュー
子どもは大人をよく見ているな、と改めて思った。 本書は15歳の子ども向けで、寺子屋のような塾という形で吉本さんが語った内容をまとめたもの。そのため、わかりやすく噛み砕いた内容になっているだろうと思い手に取ったが、吉本さんは子ども相手にも全力だった。単に回答を与えるのではなく、かと...
子どもは大人をよく見ているな、と改めて思った。 本書は15歳の子ども向けで、寺子屋のような塾という形で吉本さんが語った内容をまとめたもの。そのため、わかりやすく噛み砕いた内容になっているだろうと思い手に取ったが、吉本さんは子ども相手にも全力だった。単に回答を与えるのではなく、かといって煙に巻くわけでもない。自身が影響を受けた作家を例に挙げて、子どもたちが興味を持てばさらに深掘りできるように道筋を立てて、自分の考えを自分の言葉で説明していた。 巻末に、子どもたちから吉本さんへ感想が書かれている。 「難しい話もあったが、真剣に話してくれて嬉しかった」「吉本さんの回答が特殊で、考え方が自分とは違うのではと思った。だから、ひとつの考え方に限らず、多少な考えを持って物事を見てみようと感じた」「たいていの大人は嘘をついて知ったかぶりをするが、吉本さんは嘘をつかない」「自分も吉本さんのような大人になりたい。そのためにいろんなことを経験したり、経験した大人の話をしっかりききたい」 これらの感想を読んだ時、本書を読んだ価値があったと思った。 正直、吉本さんの回答は子どもには難しすぎるのではないかと思っていた。自身が15歳の時はそれほど理解力もなく、難しい話は苦手だった。だから、年齢に合わせた解像度で話したほうがわかりやすいのでは、と決めつけてしまっていた。15歳はまだ成人ではないが、もう自分で考えて行動できる年齢でもある。それなりに好みもあれば悩みもある。当時を振り返ると、年上の人から同等に扱われた時、子ども扱いされないことが嬉しくて、自分も少し大人になったような気がした。自分の理解力レベルを超えた話をされると、すべては理解できないものの、新しい世界や価値観に触れて、それが良い刺激になることもあった。そういった経験が子どもの成長の機会になることを忘れてしまっていた。 大人から見ると、15歳なんてなにもわからない年齢だろうと思ってしまうが、彼らも15年間悩み決断を繰り返し生きてきた、知能を持った人間なのだ。こちらが本気かどうか、嘘をついているかどうかなど、簡単に見抜かれてしまう。子どもたちは、無限の可能性を秘めていると思う。今後も生きていくうえで、さまざまな価値観に触れ、自分の中身を拡大していってほしい。もし今後、若者と接する機会があった時には、吉本さんのような刺激になれるよう、正直に接していこうと思った。
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このシリーズいいよね。語り口が優しくて、読んでて癒される。 小説とは、人生とは、平和とは、多岐にわたる取り留めのない話。この人のものの見方に「いきるとはかわいそうなものだ」、というのが根底にあるんだな。(宮沢賢治が大好きらしい。つうじるものがあるよね。) 才能なんてものはない、す...
このシリーズいいよね。語り口が優しくて、読んでて癒される。 小説とは、人生とは、平和とは、多岐にわたる取り留めのない話。この人のものの見方に「いきるとはかわいそうなものだ」、というのが根底にあるんだな。(宮沢賢治が大好きらしい。つうじるものがあるよね。) 才能なんてものはない、すべてのことは10年続けてやれるかどうかだ。という話もよかった。
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糸井さんとの共著である「悪人正機」と重複する内容もありますが、その中でも『才能』に関する吉本さんのお話は、やはり特に心に残りました。 例として挙がった、若い頃から才気溢れていた芥川龍之介と、若い頃は鈍いヤツと言われていた田山花袋が、晩年の作品で比べればどっちも同じようにいいよう...
糸井さんとの共著である「悪人正機」と重複する内容もありますが、その中でも『才能』に関する吉本さんのお話は、やはり特に心に残りました。 例として挙がった、若い頃から才気溢れていた芥川龍之介と、若い頃は鈍いヤツと言われていた田山花袋が、晩年の作品で比べればどっちも同じようにいいようになってきた、という話には「続けること」の本当の意味を教えられた気がします。 「やってるうちに自分の姿が自分なりに見えてきて、鋭いのは鋭いなりに、鈍いのは鈍いなりに、なんともいえないその人だけの値打ちが出てくるものなんです。それこそがその人の〈才能〉であり、その人の〈宿命〉と呼べるものなんですよ。」 まだ何者でもない15歳くらいの年頃の人には、とても勇気をもらえる言葉ではないでしょうか。
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