商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ポプラ社 |
発売年月日 | 2010/10/01 |
JAN | 9784591119303 |
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波
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商品レビュー
3.3
7件のお客様レビュー
人生における幸せとは?と考えさせる三編。中でもシェンキェヴィチ『燈台守』は荒波を超えて凪に憧れる老境を描いて心に残る。57/100
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「俊寛」 こうあってほしい。 人間の強く自然な生きる姿を見せられた思いがする。 文明とか立場とか、それ以前の純粋な生きる力。 その姿は美しい。 その心は自由だ。 いい小説だった。 「劉廣福」 なんという好人物。 大きな丈夫な体に、きれいな心を持っている。 それをちゃんと感じて理...
「俊寛」 こうあってほしい。 人間の強く自然な生きる姿を見せられた思いがする。 文明とか立場とか、それ以前の純粋な生きる力。 その姿は美しい。 その心は自由だ。 いい小説だった。 「劉廣福」 なんという好人物。 大きな丈夫な体に、きれいな心を持っている。 それをちゃんと感じて理解する人たちが、彼の周りにいる。 そして、一見、学が無い愚か者のように見えて、本当は賢い。 神様みたい。 心が洗われるお話でした。 「燈台守」 今まで自然の厳しさに打たれていた男が、安住の地を望み、とうとう手に入れた平穏。 それは人に破られたのか。 いや、やはり、望郷の念という、人として自然な感情によって乱されてしまったのだ。 あらがえないものがあるのだろう。 ・・・しかし、仕事をしてからゆっくり読めばよかったのに、とも思う。 結果として故郷へ戻りたくなって、その場を去ることになったのかもしれないけれど。 仕事や生活を忘れるほどの衝撃に襲われて、故郷の言葉や思い出に再会したのだなあ。
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名前は超有名だけど読んだことはなかった菊池寛。これを読んでみての印象はインテリエンタメ。ロケーションは平安時代の鬼界ヶ島。パッと目に浮かぶ明快なストーリーラインで読ませる。結論は予定調和。芥川龍之介なんかが近いんだろうか。
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