商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2010/09/30 |
JAN | 9784104669042 |
- 書籍
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妻の超然
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妻の超然
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商品レビュー
3.5
79件のお客様レビュー
「妻の超然」(絲山秋子)を読んだ。 絲山秋子さん読むの久しぶり。 「妻の超然」 「下戸の超然」 「作家の超然」 の三篇収録。 「妻の超然」の『怜悧』さは痛快で、『善良』さは仄かな温もりをもたらしてくれる。 この作品はとても好きだな。 「下戸の超然」は、下戸も上戸も関係ない普...
「妻の超然」(絲山秋子)を読んだ。 絲山秋子さん読むの久しぶり。 「妻の超然」 「下戸の超然」 「作家の超然」 の三篇収録。 「妻の超然」の『怜悧』さは痛快で、『善良』さは仄かな温もりをもたらしてくれる。 この作品はとても好きだな。 「下戸の超然」は、下戸も上戸も関係ない普遍的な『綻び』と『軋轢』に思えるのだが。 「作家の超然」における『厭世』と『諦観』に慄く。 印象深い一文を引く。 『きっと大昔は、人間の一人一人が神社だったのだ。言葉は少ししかいらなかった。簡素で清潔な暮らしをしていれば、ふと神が立ち寄ることもあったのだろう。』(本文より) ふーっ!
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妻、下戸、作家 不倫する夫、アルコールに酩酊する彼女、自分の世界に閉じこもる兄、彼らを前にできることといえば、ただただ超然とすることで、3篇とも主人公がどこか醒めていて、何事にも執心できない孤高や悲しみを表すのに「超然」という言葉がしっくりきていました 「妻の超然」はおかしみのあ...
妻、下戸、作家 不倫する夫、アルコールに酩酊する彼女、自分の世界に閉じこもる兄、彼らを前にできることといえば、ただただ超然とすることで、3篇とも主人公がどこか醒めていて、何事にも執心できない孤高や悲しみを表すのに「超然」という言葉がしっくりきていました 「妻の超然」はおかしみのある文章でよかった、でも、どれも好きです
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夫の浮気に気づいているが自分は平気だと思っている妻、下戸で自己中心的な九州出身の男、自分の意思でしなくてもよかった手術をする偏屈な女作家の中編小説集。私はどれも特に面白いとは思わず、特に「作家の超然」は何が言いたいのか、誰の目線から書かれているのか、よくわからない。
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