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不完全なレンズで
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不完全なレンズで
¥2,420
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商品レビュー
3
9件のお客様レビュー
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フランスを拠点に活動した写真家ロベール・ドアノーの芸術家や写真家の撮影の詩的な回想録。被写体はブラック、ピカソ、ユトリロ、ブラッサイなどなど。岬のうらぶれた居酒屋、ビストロから絢爛たるベステギの舞踏会まで。芸術の都パリの面影に触れることができる。
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"機会あるたびに、私は彼らの写真をさっと掠めとるように撮影したものだ。 それがまっとうなやり方かって? 考えたこともない問いだ。” ・・・いい時代だったんだろうな。 パリの写真家(1912-1994)。 ブレッソンを語ったところが面白かった; ”即決こそが、彼の...
"機会あるたびに、私は彼らの写真をさっと掠めとるように撮影したものだ。 それがまっとうなやり方かって? 考えたこともない問いだ。” ・・・いい時代だったんだろうな。 パリの写真家(1912-1994)。 ブレッソンを語ったところが面白かった; ”即決こそが、彼の領域なのだ。 「力いっぱいに、巻かれたゼンマイ」。こんな評言が彼の気に入らないはずはないだろう。 アンリ・カルティエ=ブレッソンの精神のメカニズムは、電光石火で機能する。この直観と地理と文化、そして他の多くの素材を精神に混ぜ合わせるために、彼の頭の歯車はなんと素早く回転していることか。” ”しかし、驚くべきことは、おびただしい苦役を犠牲にして得られたイメージが、正確無比なフレーミングのなかで、じつにみごとな均衡と穏やかさを示していることだ。” ”アンリ・カルティエ=ブレッソンとは、キューピッドとその矢である。優雅さと集中力。今度会ったら、そのあたりをちょっとつついてみよう。”
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堀江敏幸/文学柔夜話Vol.6 フランスの写真家ロベール・ドアノーの名前はご存知なくても、「市庁舎前のキス」というモノクロ写真はお馴染みでは?恵比寿の東京都写真美術館の外壁にどーんとある、アレです。あれを撮った人です。 彼の著作「不完全なレンズで」を翻訳した経緯の話。 福原義春の駒井哲郎コレクション展のカタログ執筆や 林洋子との公開対談に至るいきさつ。 木村伊兵衛渡仏時にパリ案内したのがドアノーだったこと、仲介したのが高田美だったこと。 中条昇平といい、仏文学者は英文や独文の人たちに比べると映画やら写真やら、ビジュアル重視のようで。 *************** ドアノーは緒形拳を撮影しているそうで、そのドキュメンタリーが来年公開されるそう。ちょっと調べたら・・・・ 2011.1.10 渋谷のライブ&レストラン・バー「サラヴァ東京」 ピエール・バルー撮影のドアノー+緒形拳の映像上映 +ピエール・バルー&堀江敏幸「ドアノーのパリ郊外」トーク
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