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商品レビュー
3.5
51件のお客様レビュー
テンポが良くて読みやすかった。 でも、好きになれるような魅力的なキャラがいなかった。 堀内も伊達も男として魅力がなさすぎて、女に金払うの渋ってるの滑稽すぎた。 頭でそろばん弾きながら会話されてる時点でおわり。 よくいるおっさんすぎる、もっとカッコイイキャラが主人公にいてほしかった...
テンポが良くて読みやすかった。 でも、好きになれるような魅力的なキャラがいなかった。 堀内も伊達も男として魅力がなさすぎて、女に金払うの渋ってるの滑稽すぎた。 頭でそろばん弾きながら会話されてる時点でおわり。 よくいるおっさんすぎる、もっとカッコイイキャラが主人公にいてほしかった。
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黒川作品で最も悪い?コンビが活躍するのが、この堀内・伊達シリーズだろう。本作は1作目。先日読んだ今野作品とはまた違った意味でマル暴の恐ろしさを著者ならではの関西弁で魅せる。気持ちのいいくらいに悪い奴しか出てこず、ある意味で清々しさも漂ってくる。今作では賭博の現場に居合わせたある人...
黒川作品で最も悪い?コンビが活躍するのが、この堀内・伊達シリーズだろう。本作は1作目。先日読んだ今野作品とはまた違った意味でマル暴の恐ろしさを著者ならではの関西弁で魅せる。気持ちのいいくらいに悪い奴しか出てこず、ある意味で清々しさも漂ってくる。今作では賭博の現場に居合わせたある人物をゆすりにかかったことからトラブルに巻き込まれていく。読ませる力は抜群で面白く、絡み合った相関図がラストで見事にほどけていくのはミステリー的感覚も備わっている。
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【2024年132冊目】 マル暴担当、いわゆる筋者を相手にする刑事である堀内は、相棒である伊達と共に違法賭博の内偵を進めていた。突入した結果、現場にいた人員を現行犯逮捕できた堀内は、ネタを業界紙の編集長である坂辺に流した。坂辺とは黒い付き合いが続いており、堀内はいつものようにキッ...
【2024年132冊目】 マル暴担当、いわゆる筋者を相手にする刑事である堀内は、相棒である伊達と共に違法賭博の内偵を進めていた。突入した結果、現場にいた人員を現行犯逮捕できた堀内は、ネタを業界紙の編集長である坂辺に流した。坂辺とは黒い付き合いが続いており、堀内はいつものようにキックバックを手に入れることができる筈だった――のだが。 読み始めた時に既にお酒を飲んだ状態だったのが悪かったのかもですが、最初はなかなか世界観に入っていけず、ちょっと苦労しました。賭場に踏み込むらへんからようやくシンクロできた感じでした。なかなかの長編なので、合わないと結構きついのではないかと思います。 このままマル暴である堀内のいい意味で人間み溢れる日常を追いかける感じなのかしらと思ってましたが、徐々に事件みが強くなってきたので、途中からは「おっ」と思いながら読むことができました。 そこまで腐ってる感じはしなかったな〜金に執着するというか、性に素直であるとも言える。警察官だからといって清廉潔白だとは誰も思ってないと思うので、それで職務をしっかり真っ当してたら別に女を抱こうが、裏金を懐に入れようがまぁ、という感じでした。その結果、一般市民(私)に負の影響が被ってきたら嫌ですけど。 まるで作者さんが、堀内の隣をずっと歩いていたかのような人間みを感じさせる作品です。作者=堀内の心情、ではないところが面白いかも。長編をゆっくり堪能したい方にはいい作品だと思います。
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