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財政危機と社会保障 講談社現代新書
836円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2010/09/20 |
JAN | 9784062880688 |
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財政危機と社会保障
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財政危機と社会保障
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商品レビュー
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15年くらい前の本なので民主党政権の頃の内容になってます ただこの問題は残念ながら今も色褪せることなく当たり前のように残ってるなあと思います。 安易で無責任な「中福祉・中負担」 少子高齢化が爆速で進んでいますが年金にしても医療制度にしても対症療法を超えてないように思います。 ま...
15年くらい前の本なので民主党政権の頃の内容になってます ただこの問題は残念ながら今も色褪せることなく当たり前のように残ってるなあと思います。 安易で無責任な「中福祉・中負担」 少子高齢化が爆速で進んでいますが年金にしても医療制度にしても対症療法を超えてないように思います。 まあ年金制度を賦課方式から積立方式に変えるのはとても大きな痛みを伴うので現実的には不可能かなと思います。 順繰りに給付費を減らして保険料を上げるのを団塊世代がいなくなるまで続けるんでしょうね。 医療制度についても医師不足が病院とクリニックの診療報酬が同じやというところに起因しているとは知りませんでした。 まあ確かに今は差もついてきてますが微々たるものですしどちらかというと総額を減らすために入院費を減らしてきたなあと思います。 この辺は本書にも書かれているように日本医師会が開業医の団体であることに大きく影響されてるんやろなあと思います。 開業医がどこで開業しても同じ報酬単価なら客の多い都市部に医師が集中するのは当然と言えば当然かなと思います。 まあ莫大な時間やお金をかけて医師になってるので適正に儲けてもらうのは必要やなとは思うのです。 そうしないとそもそも志望する人がいなくなってしまいますよね。 国家公務員総合職みたいに。 「強い社会保障」ではなく「身の丈に合った社会保障」 本書を読むとこれまでの「高度成長モデル」を維持するのは不可能やなと感じます。 「高コスト体質」 「護送船団方式」 「低料金」 「既得権益の結びつき」 といったシステムを維持するだけのパイの拡大は見込まれないということだと思います。 著者は改革を進めるために混合診療のような「規制緩和」を進めて消費者の選択を進めるとともに特定の使途にしか使えない「バウチャー」の発行をセットにすることが求められると書かれています。 これは今も進んでいないので有効やろなと思います。 特に必要な報酬の底上げをして生活困窮者のような支払えない可能性がある場合には補助としてのバウチャーを発行するのは十分に有効な制度やと思います。 少し古い本でしたが今も解決できていない課題が挙げられていたのでとても参考になったと思います。
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この本はよく調べられている。元々経済・財政の専門家であった著者が、社会保障についても詳細に調査分析し、わが国財政の最大の部分である社会保障制度について問題点を的確に示している。今まで感じていたことが、はっきりと明確になった。問題点を踏まえ、提言もなされており納得できるが、あまりに...
この本はよく調べられている。元々経済・財政の専門家であった著者が、社会保障についても詳細に調査分析し、わが国財政の最大の部分である社会保障制度について問題点を的確に示している。今まで感じていたことが、はっきりと明確になった。問題点を踏まえ、提言もなされており納得できるが、あまりに問題が大きすぎるため、確かに正論ではあるが実施に際しては既得権益を有する組織の猛反発や巧みな反対工作にあい、実現は極めて困難であろう。わが国の政治に期待することは所詮無理で、亡国の歩みを止めることはできないと半分あきらめの気持ちになった。
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日本の社会保障制度は、①公費漬け、補助金漬けの「高コスト体質」、②参入規制、価格規制に守られた悪平等の「護送船団方式、③多額の公費投入による見せ掛けの「低料金」、④天下りや利権を介した業界団体と官僚、政治家の強固な「既得権益の結びつき」といった特徴を持つ「高度成長モデル」のままで...
日本の社会保障制度は、①公費漬け、補助金漬けの「高コスト体質」、②参入規制、価格規制に守られた悪平等の「護送船団方式、③多額の公費投入による見せ掛けの「低料金」、④天下りや利権を介した業界団体と官僚、政治家の強固な「既得権益の結びつき」といった特徴を持つ「高度成長モデル」のままであって、このままでは財政的に維持不可能であり、社会保障費抑制に軸足を置いた改革が必要であると主張している。当時の菅内閣が標榜していた「強い社会保障」ではなく、「身の丈に合った社会保障」が求められるとしている。 著者の日本の財政や社会保障制度に対する認識、今後の処方箋については、おおむね正論だと感じた。 ただ、医療、介護などの料金が低すぎることによって過剰利用が生じているという指摘については、生命、生活に直結する医療や介護の性格からいって、価格を上げて需要を抑制することは必ずしも正しくはないのではないのではないか(重い症状であっても低所得者は受診を我慢するような事態につながるのではないか)という感想を持った。価格ではなく、別の政策的誘導で、「コンビニ受診」や「過剰投薬」のような問題については対処すべきではないかと思った。
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