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迷走するスマートグリッド 誰も書かなかった次世代インフラの本質
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | エネルギーフォーラム |
発売年月日 | 2010/08/20 |
JAN | 9784885553769 |
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迷走するスマートグリッド
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迷走するスマートグリッド
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商品レビュー
3
5件のお客様レビュー
スマートグリッドの世界中の取り組みを多岐に渡り紹介している。しかし、この手の知識は、こういう本を読んでいても、いまいち頭に入ってこないと言うことがよくわかった。 それにしても、本書の最後の部分が気に入らない。 「クライメートゲート事件等を引き合いに『低炭素時代』の賞味期限を疑う...
スマートグリッドの世界中の取り組みを多岐に渡り紹介している。しかし、この手の知識は、こういう本を読んでいても、いまいち頭に入ってこないと言うことがよくわかった。 それにしても、本書の最後の部分が気に入らない。 「クライメートゲート事件等を引き合いに『低炭素時代』の賞味期限を疑う向きもあるが、これを『エネルギー・セキュリリティー』と置き換えてもスマートグリッドのシステムは同じように当てはまると考えられる。」 エネルギーを対象に仕事をしてきた人間の発言とは思えない。自分としては、省CO2とエネルギーセキュリティーは似て非なるものと考える。省CO2の意義がなくなったのなら、まず脚光を浴びるべきは石炭だろう。スマートグリッドではないはずだ。スマートグリッドで重要なのは、省CO2ではなく、どのようにして世界的なビジネスとして成功を収めるかと言うことだけである。
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グリーンニュディールの切り札としてスマートグリッドを掲げる米国オバマ政権、コミュニティでプロシューマーが積極的な役割を果た欧州の取り組みを紹介し、返す刀で日本の受け身の姿勢や場当たり的な施策を批判しつつその状況を説明し、将来への方向性を示唆する。 米国のスマートグリッドは、省エ...
グリーンニュディールの切り札としてスマートグリッドを掲げる米国オバマ政権、コミュニティでプロシューマーが積極的な役割を果た欧州の取り組みを紹介し、返す刀で日本の受け身の姿勢や場当たり的な施策を批判しつつその状況を説明し、将来への方向性を示唆する。 米国のスマートグリッドは、省エネ・ピークシフト、再生可能エネルギー導入、PHEV普及の為のインフラであるとともに、停電対策という意図があるのに対して欧州(特にドイツ、オランダなどアルプス以北)は、再生可能エネルギーの更なる拡大と有効活用を主眼に、熱を含めたトータルなエネルギーの制御を、ローカルコミュニティで実践することに特徴があると論じ、日本の場合は米国のような停電対策はほとんど対応済みとして、再生エネルギー導入を最優先として、コミュニティで環境に覚醒して活躍するプロシューマの育成の面からのアプローチも喫緊の課題としている。 本書は震災の前に発売されたため前述のようになっていますが、今や日本も省エネ・ピークシフトが最優先ですね。
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山家公雄著「迷走するスマートグリッド」エネグリーフォーラム(2010) * エネルギー業界では、先陣を切ったのはガス会社である。ダブル発電のキャッチコピーで売り出した世界初の家庭用燃料電池コージェネ「エコファーム」とソーラー発電を組み合わせたものでその効用を説く。太陽光の余剰電量...
山家公雄著「迷走するスマートグリッド」エネグリーフォーラム(2010) * エネルギー業界では、先陣を切ったのはガス会社である。ダブル発電のキャッチコピーで売り出した世界初の家庭用燃料電池コージェネ「エコファーム」とソーラー発電を組み合わせたものでその効用を説く。太陽光の余剰電量を電量会社に販売することができ、あるいは配電線が混雑しているときはエネファームの出力調整で対応することができる。 * 一方、電力会社は最近ツインソーラーというコピーで宣伝している。太陽光発電を導入している家の多くはヒートポンプ式給油機であるエコキュートを設置しており、両者の相乗効果で二酸化炭素排出量が56%削減になるとしている。エコキュートを導入することで、太陽光発電に余剰電力を吸収することや太陽熱を利用することもできる。 * スマートグリットは「ICT(情報通信技術)と蓄電・蓄熱技術を活用して、そう報告で需給を調整し、エネグリーやその設備の有効利用を勧めるシステム」である。 * スマートグリッドは国や地域によって、目的は様々であるが、再生可能エネルギー導入という点では共通である。 * 低炭素時代は、各人経済性とともに「環境に意識」していなければならない。経済と環境の両立は個人レベルまでいきわたることが求められている。個々人の価値観、ライフスタイルのあり方、社会システムのあり方を低炭素時代にマッチするように変えていく必要がある。 * ICTを活用して、デマンド付近の情報を収集・処理・回送するのがスマートグリッドである。家庭を例にとると、空調、冷蔵庫、電灯等の家電やソーラーパネル、燃料電池コージェネバッテリー、EV等の分散エネルギー資源にセンサーを取り付けて、その使用情報や発電情報をスマートメーター等に収集する。この情報は地域のエネルギーコントロールセンターに送られる。そこで需給情報が集約され、リアルタイムの需給量やプライスが決まる。既存の電力インフラを賢く活用することで、電気を主とするエネルギーを効率的に利用する、今後需要側への設置が増えることが見込まれるソーラーパネル、蓄電池、温度調整機能付き空調等を上手にコントロールする、電気自動車が普及する場合に予想される家庭等での充電(チャージ)や放電・給電を円滑に行うようにする、送配電網の健康診断を用意に行うことを目指している。 * スマートグリッドの一般的にイメージされているものは、家庭を例にいとると、家屋や駐車場の外壁にスマートメーターが取り付けられている。これは従来のアナログ型からデジタル型に変えて、自動検針、遠隔操作ができるようになるものである。これに通信の接続機能も持たせて、電気使用量や保安関連情報の測定・検診、分散電源等の発電情報等について、リアルタイムでアクセスできるものである。 * アメリカ政府は、スマートグリッド支援として、2009年に成立した「米国再生・再投資法」において110億ドルの支援を盛り込んだ。応募状況をみると事業用のほとんどはスマートメーター設置とその関連投資そして配電自動化の信頼度向上対策である。
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