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街場のメディア論 光文社新書
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街場のメディア論 光文社新書

内田樹【著】

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街場のメディア論 光文社新書

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2010/08/20
JAN 9784334035778

街場のメディア論

¥814

商品レビュー

4.1

314件のお客様レビュー

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2025/02/24

この本が刊行されて早15年が経ち、当時は黎明期だったSNSも今や立派なメディアである。さて、この本を通じて、マスメディアの構造や、内部にはらむ慢性的な問題について認識できた。この廃れた内部構造も知らずに、のうのうとテレビを見ていた私は今思えば、無垢っぷりも甚だしいこと。では、SN...

この本が刊行されて早15年が経ち、当時は黎明期だったSNSも今や立派なメディアである。さて、この本を通じて、マスメディアの構造や、内部にはらむ慢性的な問題について認識できた。この廃れた内部構造も知らずに、のうのうとテレビを見ていた私は今思えば、無垢っぷりも甚だしいこと。では、SNSが出てきた現在、メディアを取り巻く問題はどのように変化したのか?SNSは、著者の述べる「ミドルメディア」に該当し、半分は著者の希望通りの変化だ。しかし、私たちは、よりメディアリテラシーを求められるようになっただろう。

Posted by ブクログ

2025/02/22

p.210 「この「あとがき」を書いているのは二〇一〇年六月中旬、……本書では特に既存マスメディア(新聞、テレビ、出版社)に対して、たいへんきびしい言葉を書き連ねました。……十年後もあいかわらずテレビではどの局も同じようなバラエティ番組を放送し、新聞は毒にも薬にもならない社説を掲...

p.210 「この「あとがき」を書いているのは二〇一〇年六月中旬、……本書では特に既存マスメディア(新聞、テレビ、出版社)に対して、たいへんきびしい言葉を書き連ねました。……十年後もあいかわらずテレビではどの局も同じようなバラエティ番組を放送し、新聞は毒にも薬にもならない社説を掲げ、インスタント自己啓発本がベストセラーリストに並んでいる……というようなことになった場合には、ほんとうにお詫びの申し上げようもありません。」 と書いてあるが、何のことはない、二〇一〇年当時の内田が望んだ十年後にはならなかった、というだけのこと。 内容自体は今でも読める。当時と今とでメディアをめぐるあれこれに大した変化は起きていない。 強いて言えば、ウソ・デマ・デタラメ・誹謗中傷の類を政治家が取り繕わずに多用するようになった、というくらいか。 過去に自分が書いた展望は間違っていたと訂正する、なぜ自分が考えたようにはならなかったのかを反省し、何を見逃していたのかを再考熟考する、というような誠実さとでも言うべきものがこの人にあるのかどうか、わたしはまだ確認していない。

Posted by ブクログ

2024/02/01

(著者の中では繋がっているのかもしれないが)飛躍のしすぎなのではと思う点や、著者の個人的な体験を一般化しすぎているように思う点、いささか乱暴ではと感じる論の展開もあり、同意できない部分があった。 2010年出版の書籍なので、現在からするとズレを感じるのも仕方ないかなという感。

Posted by ブクログ