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数学がわかるということ 食うものと食われるものの数学 ちくま学芸文庫
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数学がわかるということ 食うものと食われるものの数学 ちくま学芸文庫

山口昌哉【著】

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数学がわかるということ 食うものと食われるものの数学 ちくま学芸文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2010/08/10
JAN 9784480093080

数学がわかるということ

¥1,320

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2010/08/24

小学校の頃、あるいは中学の頃、よく「点や線は見えるのだから面積があるはずだ」と思っていた。 また、地球は球体(厳密には多少扁平しているが)であるから、完全な直線は具現化できない、そう思っていた。 そのような考え方に、数学としての答えを与えてくれる本である。 その一方で、後半では...

小学校の頃、あるいは中学の頃、よく「点や線は見えるのだから面積があるはずだ」と思っていた。 また、地球は球体(厳密には多少扁平しているが)であるから、完全な直線は具現化できない、そう思っていた。 そのような考え方に、数学としての答えを与えてくれる本である。 その一方で、後半では微分方程式を用いて人口論の数学を解説している。 私は経済学部なので(そしてWilliamsonのMacroeconomicsでマクロ経済学を勉強したためもあって)、このような人口論には非常に興味を引いた。 正直言って、この本を買ったのはこの後半に期待してのことであるが、指数関数、対数関数の説明から順を追って解説されており、人口論の数学というところ、本書では「食うものと食われるものの数学」と題されているが、それに必要な数学を最低限しっかり説明しているといったところか。 しかし、多少順番は読みにくさを感じた点もあった。 例えば、自然対数を極限の前に説明している点である。 私が違う畑からきて読んでいるからというのもあるかもしれないが、多少理解しづらい点はあったと思う。 もっとも、はしがきにあるように、これが著者の数学なのであろう、と納得することにした。 こういう説明の方法もあるか、と感じいるには充分な順番だと思う。

Posted by ブクログ