商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2010/08/10 |
JAN | 9784163729008 |
- 書籍
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シモネッタの男と女
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シモネッタの男と女
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商品レビュー
4.1
12件のお客様レビュー
2022年あたまにはまった田丸公美子の著書3冊目。 前回までの2冊と違い、下ネタ具合も薄まっていてくすりと笑えるというより、人間の栄枯盛衰が描かれていて、最後はちょっぴり哀しさただよう短編エッセイが6話おさめられている。 中でも日本人ミラネーゼのアキヒロと、親友の米原万里の話...
2022年あたまにはまった田丸公美子の著書3冊目。 前回までの2冊と違い、下ネタ具合も薄まっていてくすりと笑えるというより、人間の栄枯盛衰が描かれていて、最後はちょっぴり哀しさただよう短編エッセイが6話おさめられている。 中でも日本人ミラネーゼのアキヒロと、親友の米原万里の話が印象に残る。(同じ日本人でこんなにあっぱれな人がいるのが嬉しい) まだまだ彼女の本を読みたいし、読破したら親友の米原さんの本を読まなくっちゃ!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2013年刊行。伊語通訳・エッセイストの著者の、個人的知己たるイタリア人列伝。真似などできるはずもないし、したくない気もするが、イタリア人の異性に対する情熱には目を見張らされる。その結果か、老境に到り、辛い現実(私から見ると)に直面することもある。この起伏の激しさが良くも悪くもイタリア人としての個性を際立たせるのだろうか。なお、米原万理氏と著者の人生での邂逅(「はかなき露の字に代えて」)は涙なくして読めない。
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著者が出会った6人の人々のお話。 イタリア人、イタリア人よりイタリア男子たる日本人、そして親友米原麻里氏。 人生は若く輝いているときが永遠に続くわけではなく、老いていくし、健康も損なう。 また、今の幸せも永遠ではないのだと感じさせられる、ひりひりする話ばかりです。 今は...
著者が出会った6人の人々のお話。 イタリア人、イタリア人よりイタリア男子たる日本人、そして親友米原麻里氏。 人生は若く輝いているときが永遠に続くわけではなく、老いていくし、健康も損なう。 また、今の幸せも永遠ではないのだと感じさせられる、ひりひりする話ばかりです。 今は良かったとしても、10年後20年後どうなるかわからない。 けどだからこそ、今生きている時間は将来振り返ったとき、その日に繋がる過去であることを自覚しなければいけないなと思いました。 読み取るものの多い本です。 そして最終章の追悼記は涙なくしては読めません。 私が読んだ中で、こんなにも喪失感、無念が溢れ出す文章はないかもしれないと思うほど、 米原さんを亡くした悲しみが伝わってきます。 田丸さんの本を読むと、人生は出会うの人の数だけ深く、色鮮やかになるんだと感じます。 http://www.horizon-t.net/?p=1616
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