勝間和代・上大岡トメの目うろこコトバ 朝日新書

勝間和代【著】, 上大岡トメ【イラスト】

• 販売会社／発売会社: 朝日新聞出版
• 発売年月日: 2010/08/10
• JAN: 9784022733511

商品レビュー

2024/09/29

自己啓発本が案外好きである。
啓発本が、というより「時々啓発本を読んで、ははぁなるほど、やはり私は意識が低いなぁ」とか反省するのが好きなのだ。

読んでも意識高くは決してならないんだけど。

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勝間和代さんは＂自己啓発本＂界でわりと好きな著者のひとりだ。歯切れがいいし、なんで言うかいやこれは一般人にはできねぇだろ、ってこともさらっと「これやるといい」と紹介してくれる。ヘルシオ2台にホットクックとか、普通のアパートには置けないから！笑

そんな勝間さんが「目ウロコことば」（目から鱗が落ちるような気づきをもたらしてくれた言葉）たちを
「PDCA」の4章に分けて紹介するのが本書だ。
ビジネスだけでなく人づきあいや人生についてなど、著者自身の言葉も含めた＂目ウロコことば＂たちが50個も並んでいる。中には聞いたことのあるものもあるけど、ははぁなるほど、と新たな感銘を受けるものもあった。
実践する（できる）かどうかは別物で、だからこそ私は成功者とは程遠い人生を送り続けているのだろうけれども。

「言い続ければ夢は叶う」みたいな言葉は、まぁ成功者バイアスではあるのだろうし本書の前に読んでいたのが雨宮純さんの本で、自己啓発セミナーやべぇぞ、みたいな内容で頭がいっぱいになってたこともあって「うふ」って感じだったのだが。

挿絵は「スッキリ！」や「のうだま」の上大岡トメさん。勝間さんの熱烈ラブコールで実現したのだそうで、とぼけたイラストや4コマは味があって楽しい。

ちょっぴりガス欠気味で誰かに少しだけ背中を押して欲しい、と感じている人にはぴったり来るかもしれない。

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一時期、勝間さんのYouTubeチャンネルをよく見ていて、一発撮り、編集しない、スピードと本数重視という潔さに「気持ちいいなぁ」と思っていた。あと猫ちゃんかわいかった。
YouTube自体をあまり見なくなったのでこちらも最近はご無沙汰なのだが。

自己啓発本を読むといつも思うこと。

時間をダラダラ過ごすのが好きで自堕落で不健康なことを時々やりたい普通の人である私は、ああやっぱり自分はダメだなあとため息をつく。同時に、キラキラした世界とはとことん相性がよくないことを再確認するのだった。

2019/09/29

勝間さんの言葉をまとめて読めるうれしい本。「どれかの本に書いてあったなあ」と探さなくても、この本ならすぐに見つかります。上大岡トメさんのイラストがピリリと効いてる。

2019/09/08

心に響くフレーズ
① 妬まない、怒らない、愚痴らない。
② 生産性を上げることは、手元の仕事を早く行うことではなく、目的に対して不要な仕事をどんどん削減していく、あるいはやめていくことだ。
③ 1日0.2%の改善は、1年で倍になる。