狙われた愛の記憶 ハイリスク・シリーズ イソラ文庫

ジョアンロス【著】, 金井真弓【訳】

• 販売会社／発売会社: 早川書房
• 発売年月日: 2010/08/06
• JAN: 9784151500275

商品レビュー

2016/09/30

＜ハイリスク＞シリーズ
FBI捜査官のケイトは連続狙撃事件の捜査で元海軍特殊部隊SEAL隊員のクインと再会する。
初めて逢った時から惹かれ合い、数年前には一夜を共にしたがケイトは自分の気持を押さえ込み、クインを避けてきた。が、今回は逃げる訳にはいかない。

ヒーローのクイン、ケイトが世界で一番イライラさせる人みたいな事言ってるけど、わたしもイライラした。
ここ最近読んできたロマンス本では、ずっと同じような状況にあった時に、ヒロインに対して「今の君につけ込むようなことは出来ない」って言って、相手の誘いを拒む優しさを見せるヒーローばかりだったので、酔っ払ったケイトにつけ込んでベッドを共にしたクインに好感が持てない。
しかも、友達の元彼女でしょ？親友の元彼女に手を出さないってルールはないの？若干気持ち悪い。
しかも、数年前に一夜を共にしただけなのに、それをあまり覚えていないケイトにネチネチ（わたし個人の見解）言うような感じがたまらなく嫌だった。
自分はメモを残さずにベッドを出て、朝食を買いに出かけたのに、逃げ出したケイトを責めるような回想がなぁ…。どうして残されたほうが、相手の男がさっさとシャワー浴びて逃げ出したんじゃないって判るの？
バスルームにひげそりセットが置きっぱなしだからって、また戻ってくるとは限らない。メイク道具をおいたままの女の子じゃないんだからさ。
とにかく、それが気に入らないならまたケイトに連絡して誘ったりすれば良かったのに、それもしないでケイトだけ責めるのはどうかと思うが。

ケイトも、ちょっとよく判らないんだよなぁ。
離婚が辛かったみたいだけど、離婚理由はさらっと書いてあるだけ。どうしてそれがどんな風に辛いか書かないと、泥酔してクインと寝るとか、自分のパートナーとも寝ちゃうくらいの理由なのか共感できない。
仕事のパートナーはダメでしょー。
クインより一番寝ちゃダメな相手でしょー。

ヴァレンタインとブレンダンのカップルのほうが好きだった。
☆は３つ。