商品詳細
内容紹介 | 『ジェミニの方舟』(2008年刊)の改題 |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2010/07/15 |
JAN | 9784087465914 |
- 書籍
- 文庫
東京大洪水
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東京大洪水
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商品レビュー
3.7
28件のお客様レビュー
緊迫感は同作者の富士山噴火の方があるように感じたが、それは台風や洪水に対しての見慣れ感や水は何とかなるだろうという根拠なき楽観の裏返しで、私自身が洪水を甘く見ている証左かも。真面目にハザードマップを見返そうと思う。 ストーリーは中盤にやや中だるみあり、結末は主人公一家の心情変化な...
緊迫感は同作者の富士山噴火の方があるように感じたが、それは台風や洪水に対しての見慣れ感や水は何とかなるだろうという根拠なき楽観の裏返しで、私自身が洪水を甘く見ている証左かも。真面目にハザードマップを見返そうと思う。 ストーリーは中盤にやや中だるみあり、結末は主人公一家の心情変化などもう少し書いて欲しかった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
作者の高嶋哲夫は、岡山県玉野市出身。玉野市にはゆかりがあるので、親近感がわきます。 主人公の玉城は、台風の研究者。玉城の妻は、マンデベに務める建築士。 お話は、想像通り、玉城が予想する通りの災害が発生し、玉城の妻が手掛けるマンションに危機が迫る、というもの。マンションが倒れるか、倒れずにかえって人気が出てたくさん売れるか、どっちかだろうな、という想像も的中しました。 それにしても、この作家さんが題材にするものは、よく取材がされています。「首都大感染」もそうでしたが、とてもリアルです。東京は2019年の台風で大きな被害にあいました。その時、荒川・隅田川下流域は危機的状態でしたが、それを思い出しました。 この小説では、玉城が大活躍して、水害の被害を最小限に食い止めます。ただ、水の前に人間は無力です。こんなにうまく重機や土嚢で堤防を補強したり、地下鉄の出入り口をふさいだりできません。十分な準備なしでこれだけの規模の台風がきたら、信じられないくらいの被害がでていたでしょう。やっぱり事前の準備が一番大切です。
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災害の描写、行政の対応が余りに現実味に欠ける。このクラスの台風が襲来してこの程度の被害で済むとは到底思えないし、被害の描写が別段詳細というわけでもない。ご都合主義で進んでいくので緊迫感もそれほど。かと言って人間模様の機微が細かく描かれているかというとそうでもない 2007年当時...
災害の描写、行政の対応が余りに現実味に欠ける。このクラスの台風が襲来してこの程度の被害で済むとは到底思えないし、被害の描写が別段詳細というわけでもない。ご都合主義で進んでいくので緊迫感もそれほど。かと言って人間模様の機微が細かく描かれているかというとそうでもない 2007年当時では複合災害で荒川が決壊するというシナリオは目新しかったのだろうか。この作品がなぜ高評価されてるのか自分にはわからなかった。
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