商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ベストセラーズ |
発売年月日 | 2010/07/01 |
JAN | 9784584132494 |
- 書籍
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デフレ不況の正体
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デフレ不況の正体
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商品レビュー
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4件のお客様レビュー
日本がデフレになる原因や、これからどうしていけばいいのか、ということを、多くのおもしろいエピソードと共に不真面目っぽく書きつづっている。意外性があってとても面白かった。
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昔から著書を愛読させてもらっている日下氏が”日本のデフレ”について解説をしてくれた本です、毎度ながら、彼の視点はなるほどと気づかせてくれるものがありすべての本について私にはためになっています。 日本はなぜデフレになっているのでしょうか、世の中ではデフレはダメで早く終わらせて景...
昔から著書を愛読させてもらっている日下氏が”日本のデフレ”について解説をしてくれた本です、毎度ながら、彼の視点はなるほどと気づかせてくれるものがありすべての本について私にはためになっています。 日本はなぜデフレになっているのでしょうか、世の中ではデフレはダメで早く終わらせて景気回復→インフレにすべきだという人もいるような気がしますが、デフレとは人々が既に幸せになった証拠で、これ以上無理してモノを買い続ける必要がないというサインなのではないでしょうか。 アメリカや中国・インド、欧州とは異なって、自然に人口が増えていくわけではない日本にとって、日本独自発展の仕方があっても良いのではと、この本を読んで思いました。 以下は気になったポイントです。 ・デフレは良くないとマスコミの影響で多くの人は言うが、インフレだった10年、20年前に戻りたいかと尋ねると、昔より良いという人が多い(p42) ・アメリカの裁判も日本に似てきて、和解率が40%を越えてきて、アメリカは日本比較で件数が多いだけになってきた(p47) ・日本の失業率は5%、欧米で10%程度、ケインズが財政出動を説いた頃の失業率は20%もあった(p49) ・日本銀行は1882(明治15)年に日本銀行条例によって生まれているが、日清・日露戦争戦費調達が目的で営業年限は30年であり、戦争が終了すれば不要と考えていた、民間銀行なので株式も発行、1910年に更に30年延長、1942年に旧日銀法が交付されて年限がなくなった(p57) ・カーネギーが自分の鉄鋼会社を売るとき(売却金額=国家軍事予算)は、モルガン社の金兌換付き社債が条件で、ドル紙幣ではなかった(p58) ・日露戦争が終わって軍馬が不要になったとき、有馬元農林大臣は競馬事業の存続を引き受けた、軍馬生産に農家が協力したので、有馬記念の名前の由来(p60) ・当時の飛行機は危なかったので、最初にアメリカでNYシカゴ便ができた、政治家は利用しなかったのでワシントン行きは無かった、このとき航空機製造業はガラパゴスであった(p71) ・イギリスは爆撃機を改造してバクダット上を飛ばす長距離旅客輸送を始めたがガラパゴス、当時は大西洋横断豪華客船が本命、英仏独伊が競ったが、第二次世界大戦までの20年間(p71) ・日産はゴーン氏がハイブリット研究を削ったために、その研究技術者が100程度辞めてトヨタへ行った(p76) ・クロネコヤマトの代金引換サービスは、日本にしかできないサービス、グローバルでは別に代金集計係をつなければ成立しない(p104) ・大脳は、後から表面のほうにできて、一番新しいのが大脳皮質、その奥には昔の脳があってパワーが強い、人はたいてい理屈より感情で動く、理性はハンドルで情感はエンジン(p112) ・金持ちは貯畜があるので、デフレを喜んでインフレに困る、貯畜が多い日本ではデフレは庶民のために良い政策である(p120) ・モデルがいつも実際と合わないのは、モデル化できない変数は捨てる=一定とする、という仮定があるため(p123) ・ヒトラーの景気浮揚策のアウトバーン建設は、その使用価値をみていたのがポイントで一石六鳥の総合大事業、1)生産拡大、2)自動車工業を興す下準備、3)失業救済、4)国民生活向上狙い、5)高齢者を作業員として優先採用、6)兵力転用も考慮、である(p125) ・一物一価の壮大な実験は、ソビエト(ブレジネフからゴルバチョフ)と中国(毛沢東から鄧小平)で見られたが、その特徴は、販売される商品と客がほとんど無かったこと(p133) ・日本は世界第4位の輸入大国であり昔と異なって”強み”である、日本が輸入を止めたら困る国が多い(p144) ・1965年から2002年までの38年間で財政支出は3000兆円、財政投融資(借金)が413兆円、その中の3分の1程度の1600兆円がムダ、それを有効に使えば景気回復する(p163) ・今のデフレは、流通している貨幣が足りないから起こるのではなく、貨幣で交換を行わない「非貨幣的取引」の世界が戻ってきたから、これは貨幣が不要であるサインであり、貨幣の受取が拒否されたらおわり(p171、177)
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