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暗い森の少女 ハヤカワ文庫NV
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暗い森の少女 ハヤカワ文庫NV

ジョン・ソール(著者), 山本俊子(著者)

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暗い森の少女 ハヤカワ文庫NV

789

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 1987/06/15
JAN 9784150401894

暗い森の少女

¥789

商品レビュー

3.3

10件のお客様レビュー

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2021/04/19

大好きなスラッシャー映画『アリス・スイート・アリス』の雰囲気に似ているということで購入。読むのに時間がかかってしまったが、面白かった。ベスの人格が露になる洞窟内でのシーンが生々しくて恐ろしい。

Posted by ブクログ

2019/12/26

モダンホラーの〝古典〟として評価を得ている1977年発表作。 100年前、断崖に面した森の中で、実の父親に陵辱されて死んだ少女の怨念が、のちの世に新たな惨劇をもたらす。その犠牲となるのが、親の世代では無く〝同世代〟となる無垢な子どもたちという点が肝だろう。幸福な家庭を破滅させるこ...

モダンホラーの〝古典〟として評価を得ている1977年発表作。 100年前、断崖に面した森の中で、実の父親に陵辱されて死んだ少女の怨念が、のちの世に新たな惨劇をもたらす。その犠牲となるのが、親の世代では無く〝同世代〟となる無垢な子どもたちという点が肝だろう。幸福な家庭を破滅させることで恨みを晴らす「少女」の捻れた狂気は、悲劇性よりも加虐的な面が強調されている。 ストーリーは極めてシンプルで、崩壊していく家族の有り様をじっくりと描き、流麗とはいかないまでも筆力はある。繰り返される惨事に人々は為す術もなく、現状を受け入れざるを得ないという虚無感も表現されている。結果的に真相は明らかにされず、事件も解決しない。消化不良気味ではあるのだが、これもモダンホラー独自のスタンダードな幕引きと捉えれば腹も立たない。

Posted by ブクログ

2017/07/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

憑き物系のホラーである。名家に伝わる伝説と怨念が幼気な少女に降臨する。まさかそれはないよね、という展開にどんどん突き進んでいく上に、結果が別のところに被さるという絶望感。和製ホラーのフォーマットに懐かしさすら感じてきたのは終盤で、理に落ちると思っていた自分が浅はかでした。オチに至っては、あぁ、やはりホラーならそうだよね、という安心の結末。そこに理由を求めてはいけないし、爽快な謎解きも求めてはいけないし、決して決してミステリだとか思ってはいけない。ましてやハッピィ・エンドなど…。

Posted by ブクログ

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