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完本 ジャコメッティ手帖(Ⅱ)
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完本 ジャコメッティ手帖(Ⅱ)

矢内原伊作【著】, 武田昭彦, 菅野洋人, 澤田直, 李美那【共著】

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完本 ジャコメッティ手帖(Ⅱ)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 みすず書房
発売年月日 2010/06/10
JAN 9784622075097

完本 ジャコメッティ手帖(Ⅱ)

¥8,800

商品レビュー

4.5

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2014/01/28

矢内原氏の手帖最終巻で、1959‐61年にモデルをした時のジャコメッティとの会話が綴られる。セザンヌやマティス、コローやピカソなど多彩な画家への独自の解釈が興味深く、ベケットに依頼されたゴドーの舞台装飾制作の様子や、友人サルトルらとの交流、当時公演された戯曲の様子などが綴られ、1...

矢内原氏の手帖最終巻で、1959‐61年にモデルをした時のジャコメッティとの会話が綴られる。セザンヌやマティス、コローやピカソなど多彩な画家への独自の解釈が興味深く、ベケットに依頼されたゴドーの舞台装飾制作の様子や、友人サルトルらとの交流、当時公演された戯曲の様子などが綴られ、1巻より当時のパリの空気が感じられてくる気がした。日々描いては消す、恐ろしい程に厳しい制作の日々。作品を見る度に啓示のような言葉が思い出されてくる。「今日の午後、私は君の耳の背後に空虚を見た。それは全宇宙が入る深淵だ。」

Posted by ブクログ

2010/07/23

日記だから当然なんですが、あまりにも赤裸々な内容で、変な三角関係に驚きました。またジャコメッティの作品に対しての真摯な態度には脱帽です。ヤナイハラは哲学者なので、ジャコメッティの弓道的な絵を描いているのか実存を見つめているのか、耐えられないほどの緊張感と苦悩や挫折の中、よくモデル...

日記だから当然なんですが、あまりにも赤裸々な内容で、変な三角関係に驚きました。またジャコメッティの作品に対しての真摯な態度には脱帽です。ヤナイハラは哲学者なので、ジャコメッティの弓道的な絵を描いているのか実存を見つめているのか、耐えられないほどの緊張感と苦悩や挫折の中、よくモデルをしていられたのでしょう。ほとばしるような魂の記録です。 気に入らない作品はどんどん廃棄されているようでしたが、1ファンとしては、1枚、1個ぐらい欲しかったです。

Posted by ブクログ

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