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日本昔話ハンドブック
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日本昔話ハンドブック

稲田浩二, 稲田和子【編】

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日本昔話ハンドブック

1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 三省堂
発売年月日 2010/06/08
JAN 9784385410654

日本昔話ハンドブック

¥1,980

商品レビュー

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2025/03/25

日本昔話をもっと知りたい人にピッタリの本。 「日本昔話とは何か」に始まり、研究史、継承、目録と、内容は多岐に渡る。 概要は下記の目次を見てもらえばわかる。 目次 第1部 日本昔話への招待(日本昔話とは何か;日本昔話の国際性;古典の中の昔話;昔話研究史;日本昔話の分布地図) 第...

日本昔話をもっと知りたい人にピッタリの本。 「日本昔話とは何か」に始まり、研究史、継承、目録と、内容は多岐に渡る。 概要は下記の目次を見てもらえばわかる。 目次 第1部 日本昔話への招待(日本昔話とは何か;日本昔話の国際性;古典の中の昔話;昔話研究史;日本昔話の分布地図) 第2部 日本昔話二百選―あらすじと解説 第3部 日本昔話の継承と普及(日本昔話の継承;ストーリーテリング;昔話(民話)をテーマにした施設と活動) 第4部 資料編(昔話の用語;日本昔話資料集目録;日本昔話文献目録) 中心となっているのは、第2部の日本昔話二百選である。全271ページのうち、約半分の138ページを占めている。 特徴は、あらすじより、背景や解説のほうが長いことだ。たとえば、「桃太郎」は、あらすじが11行に対し、解説は39行である。 あらすじは、あまり詳しいものではない。ふつうの昔話として読むには物足りないが、話の概略を知るためには十分である。 これは実際に見てもらった方がわかりやすいので、下記に「桃太郎」の〔あらすじ〕と、〔背景と解説〕の一部を引用しておく。 〔あらすじ〕婆が川で洗い物をしていると、川上から桃が流れてくる。婆が桃を拾い上げ、爺とともに切ろうとすると、中から男の子が生まれたので、桃太郎と名づけて大切に育てる。桃太郎はみるみる大きくなり、鬼が島へ鬼退治に行きたいと言う。婆に作ってもらったきび団子を持って出かけた桃太郎は、途中で出会った犬と猿と雉にそれを与え、お供にして連れていく。桃太郎は、犬、猿、雉の助けで鬼を退治し、宝物を持ち帰る。 〔背景と解説〕近世以来、五大お伽噺の筆頭として、世代を越えて日本中で親しまれている昔話であり、口承資料の分布も全国的なものである。江戸時代の赤本や、明治以降の教科書、絵本などによって、現在よく知られた形になったと考えられる。しかし、口承の世界では、地方によりさまざまな変化がある。 川上より流れ寄る物からの異常誕生を語るモチーフは、「瓜姫」にも見られるが、神性を持った小さ子の登場としてとらえられ、赤い桃と白い桃が流れてきて、婆の呼びかけにしたがって、赤い桃が寄ってきたとするパターンや、桃が箱に入って流れてきたとするパターンがある。 また、中国・四国地方ではあまり働かない「寝太郎型」の桃太郎が登場するほか、鬼退治も、蜂、蟹、臼、栗、牛の糞などの助けで「猿蟹合戦」の仇討ちと同様に語られることがある。アジアの口承では、中国のパイ族に・・・・・・(後略) これでわかったと思うが、本書はストーリー自体ではなく、解説などに力を入れている。ストーリーを詳しく知りたいのであれば、本書と同じ編者による『日本昔話百選 (改訂新版)』を読めばいい。お勧めの読み方は、『日本昔話百選 (改訂新版)』のお供として読むことである。 日本昔話の世界をもっと深く知りたくなったら、最初の1冊としてお勧めである。充実した内容なので、当面はこの1冊で足りるのではないだろうか。 日本の昔話だけではなく、世界の昔話も知りたくなったら、姉妹編の『世界昔話ハンドブック』もある。

Posted by ブクログ